(写真)エバーグレーズで捕獲された最も大きいビルマニシキヘビは5.3メートルでした
米国のフロリダ州は、エバーグレーズの沼地から外来種のビルマニシキヘビを除去する目的で狩猟コンテストを始めます。
ニシキヘビ・チャレンジと呼ばれる1ヶ月のコンテストは土曜日に始まります。
最も長いニシキヘビを殺した人に与えられる1,000ドルの賞金と、最も多く捕えた人に与えられる1,500ドル賞金の二つの賞を目指しておよそ550人がコンテストの参加の署名をしました。
ペットとして輸入され野生化したヘビは、野生動物と餌を奪い合い哺乳類の個体数を激減させました。
米国は、昨年、肉食のヘビの輸入を禁止しました。しかし、野生生物事務所は、南アジア原産のニシキヘビがエバーグレーズで繁殖を始めたことを受けて禁止が遅すぎたと言いました。
7メートルにも成長するビルマニシキヘビは、小型の哺乳類や鳥やワニを食べます。
25州以上から集まったハンター達がイベント参加の署名をしました。その中には70才の民主党の上院議員のビル・ネルソン氏もいます。
州は、ニシキヘビと自生のヘビを間違わないようにハンターを訓練する予定だとフロリダ州の魚と野生生物保全委員会(FWC)の代表が言いました。
FWCはヘビの頭を撃つか脳に電光を撃ちこむ道具を使うように勧めています。
頭が体から切り離れた後も僅かの間意識が残っているので、脳がすぐに破壊しない限り首を切り落とすことは勧められていません。
************************
今日もニシキヘビのニュースが目に留まりました。ヘビ年の精かもしれません。フロリダ州のエバーグレーズでは遂に捕獲をコンテストという形で始めるようです。ハンターにはたまらないイベントでしょうが、人間にもてあそばされたニシキヘビ達にとっては迷惑な話ですね。
↓参照
ビルマニシキヘビは、美しい模様と成長の速さと普段はおとなしい性質から、爬虫類愛好家に人気の大型ヘビです。しかし、獲物を絞め殺せるほどに大きくなるので、適切な世話をしてもらえず、野生に戻されることも多いそうです。飼い主を攻撃することがあり、時には死に至らしめることもあります。生息地の破壊やペット業界での需要が続いていること、皮や肉をねらった密猟のために個体数が減少していて、この美しいヘビも絶滅危惧種に指定されています。