働き方改革関連法ノート

労働政策審議会(厚生労働大臣諮問機関)や厚生労働省労働基準局などが開催する検討会の資料・議事録に関する雑記帳

新型コロナ「日本モデルの力」安倍首相に異論・反論

2020年05月27日 | ブログ管理者ノート
安倍首相「日本モデルの力」発言に
小沢一郎氏が「何を寝ぼけているか」


小沢一郎議員は、2020年5月25日の安倍晋三首相の新型コロナ緊急事態宣言解除に際して「日本モデルの力」と発言したことに関連し、「日本モデルの力?何を寝ぼけているか」、「曖昧な自粛だけ要請し、ろくに補償もせず、原因不明だが偶然感染者が少ないだけなのに、さも何かしたかのように自画自賛。空前絶後の規模、世界最大、世界で最も手厚い...。言っていて恥ずかしくないのだろうか。危機における無策は世界の模範にはならない」と、会見の翌日(5月26日)にツイート。

確かに安倍首相ほど自分に都合のいいようにものごとを利用する人物はいないだろう。

魚住昭さんの『なぜ岸信介は「A級戦犯」として起訴されなかったのか』によると、安倍晋三首相の祖父・岸信介を東京裁判で尋問したサカナリ中尉らは「岸はおそらく(一貫した原理原則のない)機会主義者で、自分に都合のいいようにものごとを利用する人物だ」と調書の中で指摘していた。この人物評は孫の安倍晋三首相にも共通する。

「日本モデルの力」というより「安倍モデルの力」か?
「朕は国家なり」のルイ14世を継ぐルイ16世なのだから、 安倍晋三首相は「日本モデルの力」というより「安倍モデルの力」と言いたかったんだろう。 繰り返しになるが、安倍晋三首相ほど、自分に都合のいいようにものごとを利用する人物はいない。

しかし不思議なことに日本では、それに気づかない人が多いようだ。多分、日本人が気づかない理由は、日本のメディアが安倍晋三首相に都合の良いことのみ大きく取り上げて報じつづけているからだろう。しかし、海外のメディアは安倍晋三首相に忖度した報道はしない。

安倍首相が「日本のコロナ対策を世界が注目」と厚顔無恥の自慢!
海外メディアは政権にボロクソ、死亡者数もアジアで最悪の部類なのに(リテラ)

緊急事態宣言が解除されても届かないアベノマスクに、通知さえ送られてこない10万円の給付金……。後手後手のコロナ対応にくわえ、黒川弘務・前東京高検検事長をめぐる問題が噴出したことで一気に内閣支持率を下げた安倍政権。ここまで追い込まれれば少しは反省して殊勝な態度に出るかと思いきや、とんでもなかった。昨日25日おこなわれた総理会見で、安倍首相はむしろ「空前絶後」「世界最大」「世界でもっとも手厚い」「圧倒的」「これまでになく強力な3本の矢」などという強い言葉を連発し、「何から何まで遅すぎる」という国民からあがっている不満をスルーしたのだ。
しかも、安倍首相は、昨日の会見でこんなことまで言い出した。
「日本の感染症への対応は世界において卓越した模範である。先週金曜日、グテーレス国連事務総長は、我が国の取り組みについて、こう評価してくださいました。我が国では、人口当たりの感染者数や死亡者数を、G7、主要先進国のなかでも圧倒的に少なく抑え込むことができています。これまでの私たちの取り組みは確実に成果を挙げており、世界の期待と注目を集めています」
日本のコロナ対策が世界の期待と注目を集めている……? さらに安倍首相は、自信満々にこう述べたのだ。
「価値を共有する国々と手を携え、自由かつ開かれたかたちで、世界の感染症対策をリードしていかなければならない」
「我が国のこれまでの経験も活かしながら、世界の感染症対策、コロナの時代の国際秩序をつくり上げていく上で強いリーダーシップを発揮していく」
つまり、安倍首相は意気揚々と「日本のコロナ対策は大成功! これからは我こそがリーダーシップを発揮して世界のコロナ対策をリードしていく」と宣言したのである。
窮地に立たされて足元を見直すのではなく、「日本スゴイ!」と煽って自分の手柄を勝ち誇る──。いかにも安倍首相らしい姿勢だが、しかし、安倍首相が披露したこの自画自賛は、実際には「都合の悪い事実」がすべて省かれたものだ。
たしかに、「人口当たりの感染者数や死亡者数を、G7、主要先進国のなかでも圧倒的に少なく抑え込むことができている」という事実に間違いはない。そして、海外メディアもこぞって日本のコロナ対策に目を向け、記事にしている。
 しかし、それらの記事は、“最悪の対策しかできていなかったのに、どうして?”と懐疑的な見方を示し、さらには“抑え込めたのは安倍首相の手腕ではなく国民の習慣のおかげ”と指摘しているのだ。
たとえば、アメリカの外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は、日本の新型コロナ対策を「何から何まで間違っているように思える」と指摘。にもかかわらず「不思議なことに、すべてがいい方向に向かっているように見える」として、「日本がラッキーなだけなのか。それとも優れた政策の成果なのか、見極めるのは難しい」としている(朝日新聞26日付)。
また、オーストラリアの公共放送ABCは、日本の緊急事態宣言について「大惨事を招くためのレシピのようだった」とし、「日本は次のイタリアかニューヨークとなる可能性があった」が、「実際にはそうならなかった」と紹介。これらを「不可解な謎」と表現したのだ(前出・朝日新聞)。(リテラ、2020年5月26 日11時6分配信)


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