高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者の独り暮らし その4

2015年05月19日 | 老後と住まい
 話し相手がいなくなるのも一人暮らしの高齢者にとっては問題です。実家の母親の場合、足にしびれがあり介助があっても外に出にくいという事情があります。少し前までは近所の人が訪ねてきて世間話をしていたのですが、近所の人も体が弱って外に出にくくなっているという状況です。電話での会話という方法もあるのでしょうが、お互い顔を合わせてというようなわけにはいかないようです。デイサービスも考えられますが、やはり気心の知れた人ということでもなく、かえってストレスになりそうだと思っているようです。
 好ましい暮らし方は、高齢者一人ひとり異なると思います。持って生まれた性格、生い立ち、家族の状況、周囲の環境、体の状態、お金、などなどによって、適した暮らし方は十人十色です。十人十色ということは高齢者の暮らしのサポートにも汎用的な方法に限界があるということですから、公平であり共通的な方法にならざるを得ない介護保険サービスには限界があるということでしょう。
 高齢者それぞれによってニーズの異なる暮らしのサービスと共通的汎用的にならざるを得ない公的なサービスにギャップがあるのはやむを得ないのでしょうが、ギャップを埋めるにはどうしたら良いのでしょうか。先ずは家族が責任を持つのでしょうが、様々な事情で家族によるサポートが十分にできない場合のサポートについてはそれぞれの事情に合わせてそれぞれが考えざるを得ないのでしょうか。
(投稿者のURL http://www.rougotosumai.com/ )


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