前回からアップしている、
近代水道事業の黎明期を伝える施設、
世田谷区の「砧下浄水所」の続きです。
構内の施設は東京都水道局の許可を得て撮影しています。
通常は構内の見学はできません。敷地外からの見学は可能です。
シリーズでアップして来た砧下浄水場の最後は、
その他の施設です。
旧ポンプ棟に隣接して建つ旧事務所棟は、
操業開始の翌年、1924年(大正13年)築といわれ、
窓枠がアルミサッシュに変更されている以外、
操業時の様子を今に伝える貴重な建物です。
かつての濾過池跡。
近年まで使用していたようですが、
ゴミの除去などの効率を考慮して、
今では使われていません。
画像奥の中央に写るのが砂洗室で、
濾過に必要な砂を洗浄する施設。
地味な外観ながら、
操業時の1923年(大正12年)築といいます。
これは取水ポンプ棟のすぐ横にあった水飲場施設。
コンクリートの質や劣化具合からいって、
創建当初の頃のものではないでしょうか。
今では、ほとんど用をなさないほど崩れています。
旧ポンプ棟の近くにある水飲場施設。
こちらも、その意匠から、おそらく創建当時頃のものと思います。
最後は敷地外へ出て、
多摩川河川敷の土手の上にあるとんがり帽子の空気抜き。
多摩川の伏流水を取り込む途中、
水道管の中で膨張する空気を抜いて、
管の劣化などを防止する装置です。
◆
これ以外にも後年に設営された現行の施設がいくつもありますが、
それらは割愛させて頂きます。
これまでアップして来た創建時の記憶を今に伝える建物群は、
劣化が激しいため、内部へは入れない状態となっています。
このまま劣化が進めば、いずれは建て替えられてしまうかもしれません。
しかし、水道事業の黎明期を今に伝える貴重な建物なので、
現代の建築施工技術を駆使して、
なんとか存続させてもらいたいものです。
近代水道事業の黎明期を伝える施設、
世田谷区の「砧下浄水所」の続きです。
構内の施設は東京都水道局の許可を得て撮影しています。
通常は構内の見学はできません。敷地外からの見学は可能です。
シリーズでアップして来た砧下浄水場の最後は、
その他の施設です。
旧ポンプ棟に隣接して建つ旧事務所棟は、
操業開始の翌年、1924年(大正13年)築といわれ、
窓枠がアルミサッシュに変更されている以外、
操業時の様子を今に伝える貴重な建物です。
かつての濾過池跡。
近年まで使用していたようですが、
ゴミの除去などの効率を考慮して、
今では使われていません。
画像奥の中央に写るのが砂洗室で、
濾過に必要な砂を洗浄する施設。
地味な外観ながら、
操業時の1923年(大正12年)築といいます。
これは取水ポンプ棟のすぐ横にあった水飲場施設。
コンクリートの質や劣化具合からいって、
創建当初の頃のものではないでしょうか。
今では、ほとんど用をなさないほど崩れています。
旧ポンプ棟の近くにある水飲場施設。
こちらも、その意匠から、おそらく創建当時頃のものと思います。
最後は敷地外へ出て、
多摩川河川敷の土手の上にあるとんがり帽子の空気抜き。
多摩川の伏流水を取り込む途中、
水道管の中で膨張する空気を抜いて、
管の劣化などを防止する装置です。
◆
これ以外にも後年に設営された現行の施設がいくつもありますが、
それらは割愛させて頂きます。
これまでアップして来た創建時の記憶を今に伝える建物群は、
劣化が激しいため、内部へは入れない状態となっています。
このまま劣化が進めば、いずれは建て替えられてしまうかもしれません。
しかし、水道事業の黎明期を今に伝える貴重な建物なので、
現代の建築施工技術を駆使して、
なんとか存続させてもらいたいものです。