軍艦島が世界遺産の暫定リストに入ったようです。
なにはともあれ、近代化産業遺産がリスト入りすることは、
国内の他の近代化遺産にとってもいいことではないかと思います。
長崎県からは他に
有名なグラバー邸▼
(C) Nisida @ o-project
戸町の小菅修船場跡▼
そして高島の北渓井坑(ほっけいせいこう)跡▼
の3つが入っているようですが、グラバー邸や小菅はまだしも、
(小菅はいつ行っても誰も見学していないのがちょっと悲しいですが。。。)
高島の北渓井坑跡は日本最初の様式竪坑という輝かしい肩書きとは裏腹に、
民家の裏庭にただ2重の金網で囲われているだけで、
結構ぞんざいな扱われ方をされている印象です。
世界遺産登録へ向けての申請方法が変わってから、
街おこしの起爆剤として世界遺産という言葉を掲げる地域が一気に増えました。
しかし今まで見向きもしなかったものに価値があると言われて、
にわか仕立ての世界遺産運動をしても意味がありませんね。
そもそも世界遺産という価値基準自体がヨーロッパの視点から下されるもの。
海外ブランドのバッグを生活費を切り詰めてまでして買いながらも、
必要なくなると質入れしてしまう様に、
世界遺産という言葉も、
そのブランドだけに振り回されないことが肝心かな、と思います。
九州も時間かけて廃ツアーしたいです。
世界遺産となったことで守られ継承されてゆくならば、それはそれで(それだけで)いいんだという部分もあるとは思うけれど。ね。
世界遺産になったからと見物に出かけて平気でゴミを捨てて帰ってくるような国民が少しでも減らなきゃなぁと思います。
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凄いですよ!
九州は九州で、各地に産業遺産が沢山あるんで、これまた是非!
っていうことだと思うんだけど、
「血」の問題じゃないかなぁ~と最近思うんです。
大島紬の百万の着物は、若い子は買わないですよね。
血のレベル、あるいはDNAのレベルで知ってるからだと思うんです。
エレーヌっていう人がエルメスのスカーフを代々譲り受けるのも、
血andDNAのレベル。
ともに文化の品格を暗黙に分かってる行動だとおもうんですが、
海外のブランド品に対しては、その文化が全然血にもDNAにもないから、
そんざいな扱いが出来るんだと思います。
世界遺産にこだわるより、
例えば国宝っていう言葉をもっとかっこいい物にした方がいいんでは。
今の国宝って「勝手にやってれば」って思わせちゃうノリがあると思うんだけど、
本当に国宝なら国民のみんなが納得する宝でないと。
そのためには国宝っていう言葉の内容が、時代とともに変化する必要もあると思いますね。