画像は、このブログでも何回も紹介させてもらった、
軍艦島の民間研究家の第一人者、故小島隆行氏。
今年の8月30日で、氏が亡くなって5年になります。
そしてこの画像は、三年前の冬に亡くなった、
軍艦島の写真家、柿田清英氏による撮影。
柿田氏は拙監修による『軍艦島超景』の写真家で、
小島氏同様、このブログでもなんどもご紹介させて頂いてます。
画像は2005年の10月に、
柿田氏と小島氏が同時に軍艦島の島内にいる場所に、
私も一緒にいあわせた時のものです。
撮影場所はトンネルコンベアと言って、
出来上がった製炭を出荷するためのコンベアがその内部にあった、
鉱業所エリアの地下施設です。
この日、かねてより気になっていたトンネルコンベアを見学すべく、
小島氏&柿田氏とともに初めて内部へ入りました。
雨の降った翌日だったせいか、
トンネルの内部はかなり湿度が高く、カメラのレンズ曇りが消えるまで、
相当時間がかかったのを覚えています。
小島氏とは幾度も一緒に島に渡り、
多くのことを現地で教えて頂きました。
当時オープロは、まだ島内の撮影に気をとられていて、
小島さんのお話を記録する時間的余裕がなく、
小島さんがしてくれた島内での話は殆ど記録してませんが、
今でも普段気がつかないようなポイントを、
丁寧に説明してくれた小島さんの声を思い出します。
このまま順当に行けば、軍艦島は来年、世界遺産に登録されます。
小島さんは特に世界遺産になってもならなくても、
軍艦島を思う気持ちは全然かわらなかったと思いますが、
それでも世界遺産への活動に参加していた時期もあるので、
やはり、その想いはひとしおだったと思います。
小島さん!やすらかにお休みください。
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