桜の舞い

OSK日本歌劇団のことを徒然に思うまま書いていきます。

ハマリ役

2014-11-03 11:43:49 | 雑感
今回の武生公演「愛の翼」は出演者の皆さんがそれぞれがハマリ役を演じていたと思う。


エミリオの真麻里都さんは強く純粋な男だけど、見た目は女たらし…。

女たらしの部分は違うけれど真っ直ぐ前に進む若々しい感じが良かったと思う。

ちょっと硬質な部分が、女たらしの色気を消していたけれど…あれで男役の色気ムンムンだったら…完全に引いてしまうので、ちょうど良い感じだったと思う。


王妃の折原有佐さんは前作の当たり役を彷彿とさせる高貴な役。


あの威厳と上品な美しさはさすが!


初ヒロインとなる遥香ここさんは、それだけで新鮮な感じで、純粋なセリーナにピッタリ。


エミリオの兄アンドレアは名家の維持に悩んでいる雰囲気の憂いのある感じが良く似合っていたし、なんといってもエミリオの親友虹架路万さんの軽い男だけど…熱くて、真っ直ぐで、一生懸命なところが、これまたピッタリ~!


また王妃マリアの傍に仕え、常に相談にのっている占星術師の城月れいさんがその美貌とクールさを前面に出して、凄く良い~!

こちらは前作の「カルディアの鷹」のアーシェとは真逆の役なんだけど、良く似合っている。

黒、白…どちらもこなせる凄い城月れいさん!
切れ味鋭いダンスと共に素晴らしいと思った。


王妃マリアと占星術師の初めの登場の仕方を観ると…限りなく悪なのか?と思えば、違ったところが、意外性で良かった。


この作品を武生公演だけで終わらしては、本当にもったいない!


何度もいいますが、是非ともあべのハルカスでの再演を希望します!


一部脚本を加筆してね!