たけなわですね「夏の冷え」。
死亡者も出ている記録的な猛暑に、何を言ってるんだと
お叱りを受けそうですが...。
熱中症は、1)暑い中での、また体調不良時の無理な運動を避ける
2.)水分の補給、の2つを守っていれば防げます。
むしろこの時期、人数としては「夏の冷え」の問題を
抱えている方が多いのではないかという実感を持っています。
緑香庵にみえるお客様の中にも、背中から腰にかけて、
足首から膝の辺り、ひんやりしている方がたーくさんいらっしゃいます。
■タオルで自衛
かくいう私も、汗をよくかくせいか、
汗をかいた後によーく冷えてしまいます。
汗はしっかりかかないといけない、
でもその後の処理に気をつけないと、
汗でぬれた衣類ごと冷房で冷やされるのでなおさら冷たくなる---
というワケで、体のあちこちに小さなタオルを挟み込んで
ひたすら自衛です。
タオルなら簡単に外せる、洗える、干せる。
そんなに何枚もバッグに下着を入れて歩くわけにいかないので、
タオルは便利です。
特にお腹周り、腰回りを守るよう心がけています。
なんでこんなに「冷え」「冷え」と連呼しているかという
その理由を今日はご説明いたしましょう。
■自覚が少ない「冷え」
一般に冷え性というと女性特有のものと思われがちです。
男性はぜんぜん自分には関係がないと思っていませんか。
女性でも、別に手足が冷たくないし、私は冷え性じゃないと
思っている方もいます。
ですが、どんな人にも冷えは現れます。
気がつかないうちに冷えをためこみ、
不調が出てはじめて気がつくというのがよくあるパターン。
言い換えれば不調の前にはたいてい冷えがある。
そのことを自覚できている人の方が少ないのが実態でしょう。
■体温と体内化学反応
「冷え」即ち血行不良、体液の滞りを意味します。
栄養も酸素も不要になった老廃物も、全ては血液、
リンパ液などによって運ばれて行きます。
冷え、イコール体内のインフラ不備。
冷えているから血液が滞るのか、血行が悪いから冷えるのか、
どちらが先かはともかく、それだけでも健やかな毎日の
生命活動に良くなさそうなことは想像できますよね。
冷えているということは実際にその部分の体温が低いということです。
体温が低いことのデメリットは何か。
生命活動のいたるところで行なわれている酵素の反応が鈍くなること、
免疫細胞の活動が鈍くなること、
そしてヒートショックプロテインの生産が衰えること
などが考えられます。
■冷えると間違いが直らない
ヒートショックプロテインとは、
損傷を受けたタンパク質を元通りに修復する機能をもつタンパク質で
体温プラス2度の状態で生産されるものが最もよく活動すると言われています。
体内では、絶えず新しい細胞が生まれていますが、
同時に様々な理由で絶えず無数の「間違い」もおこるので、
好ましくない細胞(間違った細胞)もどんどん生まれています。
たいていはすぐに間違いが修復され、
それでも残ったものは免疫機構により処理されて、
大事に至らずに粛々と毎日の健康が維持されているのです。
しかし、体温が足りないとこのシステムがよく働きません。
「間違った細胞」が見逃されて、それがたくさんになると、
なんらかの症状が現れ発病となるわけです。
ね、温かいということは大事でしょ。
■DNAに書いてある
そして、冷たいということに本当に人は無頓着なものなんです。
何万年もの間、人間の身体は、遺伝子書かれた
「夏は暑いよ。熱中症にならないように汗かいて体を冷やそう」
という仕様書に基づいて、作られてきています。
それをたかだか数十年、クーラーやら冷蔵庫やらを手に入れて
夏でも冷たい部屋でアイスクリームを食べるようになったところで、
そうやすやすと順応できるわけがありません。
太陽の周りをグルグルずーっと回って来たDNAを
甘くみちゃいけません。
意識なんかよりずっと頑固ですからね。
とにかくこの時期の身体 は、すきあらば冷えようとしちゃうんですから。
それを文明の機器でどんどん冷やしたら、
冷やし過ぎになるに決まってるじゃありませんか。
気をつけましょう、夏の冷え。
■冷えるとどうなるか
「冷え」の弊害の出方は多様です。
良く言われるように女性は生殖系に出る方がとても多いです。
足首、首周り、腰、下腹部特に気をつけてくださいね。
男性は筋肉が多い分、熱生産が多いので気づきにくいですが、
「冷え」が精神的な部分にもおおいに関係するようです。
お風呂につかって温まって、毛穴をぽかーんと開けてあげましょう。
楽になりますよ。汗は良く拭いてね。
死亡者も出ている記録的な猛暑に、何を言ってるんだと
お叱りを受けそうですが...。
熱中症は、1)暑い中での、また体調不良時の無理な運動を避ける
2.)水分の補給、の2つを守っていれば防げます。
むしろこの時期、人数としては「夏の冷え」の問題を
抱えている方が多いのではないかという実感を持っています。
緑香庵にみえるお客様の中にも、背中から腰にかけて、
足首から膝の辺り、ひんやりしている方がたーくさんいらっしゃいます。
■タオルで自衛
かくいう私も、汗をよくかくせいか、
汗をかいた後によーく冷えてしまいます。
汗はしっかりかかないといけない、
でもその後の処理に気をつけないと、
汗でぬれた衣類ごと冷房で冷やされるのでなおさら冷たくなる---
というワケで、体のあちこちに小さなタオルを挟み込んで
ひたすら自衛です。
タオルなら簡単に外せる、洗える、干せる。
そんなに何枚もバッグに下着を入れて歩くわけにいかないので、
タオルは便利です。
特にお腹周り、腰回りを守るよう心がけています。
なんでこんなに「冷え」「冷え」と連呼しているかという
その理由を今日はご説明いたしましょう。
■自覚が少ない「冷え」
一般に冷え性というと女性特有のものと思われがちです。
男性はぜんぜん自分には関係がないと思っていませんか。
女性でも、別に手足が冷たくないし、私は冷え性じゃないと
思っている方もいます。
ですが、どんな人にも冷えは現れます。
気がつかないうちに冷えをためこみ、
不調が出てはじめて気がつくというのがよくあるパターン。
言い換えれば不調の前にはたいてい冷えがある。
そのことを自覚できている人の方が少ないのが実態でしょう。
■体温と体内化学反応
「冷え」即ち血行不良、体液の滞りを意味します。
栄養も酸素も不要になった老廃物も、全ては血液、
リンパ液などによって運ばれて行きます。
冷え、イコール体内のインフラ不備。
冷えているから血液が滞るのか、血行が悪いから冷えるのか、
どちらが先かはともかく、それだけでも健やかな毎日の
生命活動に良くなさそうなことは想像できますよね。
冷えているということは実際にその部分の体温が低いということです。
体温が低いことのデメリットは何か。
生命活動のいたるところで行なわれている酵素の反応が鈍くなること、
免疫細胞の活動が鈍くなること、
そしてヒートショックプロテインの生産が衰えること
などが考えられます。
■冷えると間違いが直らない
ヒートショックプロテインとは、
損傷を受けたタンパク質を元通りに修復する機能をもつタンパク質で
体温プラス2度の状態で生産されるものが最もよく活動すると言われています。
体内では、絶えず新しい細胞が生まれていますが、
同時に様々な理由で絶えず無数の「間違い」もおこるので、
好ましくない細胞(間違った細胞)もどんどん生まれています。
たいていはすぐに間違いが修復され、
それでも残ったものは免疫機構により処理されて、
大事に至らずに粛々と毎日の健康が維持されているのです。
しかし、体温が足りないとこのシステムがよく働きません。
「間違った細胞」が見逃されて、それがたくさんになると、
なんらかの症状が現れ発病となるわけです。
ね、温かいということは大事でしょ。
■DNAに書いてある
そして、冷たいということに本当に人は無頓着なものなんです。
何万年もの間、人間の身体は、遺伝子書かれた
「夏は暑いよ。熱中症にならないように汗かいて体を冷やそう」
という仕様書に基づいて、作られてきています。
それをたかだか数十年、クーラーやら冷蔵庫やらを手に入れて
夏でも冷たい部屋でアイスクリームを食べるようになったところで、
そうやすやすと順応できるわけがありません。
太陽の周りをグルグルずーっと回って来たDNAを
甘くみちゃいけません。
意識なんかよりずっと頑固ですからね。
とにかくこの時期の身体 は、すきあらば冷えようとしちゃうんですから。
それを文明の機器でどんどん冷やしたら、
冷やし過ぎになるに決まってるじゃありませんか。
気をつけましょう、夏の冷え。
■冷えるとどうなるか
「冷え」の弊害の出方は多様です。
良く言われるように女性は生殖系に出る方がとても多いです。
足首、首周り、腰、下腹部特に気をつけてくださいね。
男性は筋肉が多い分、熱生産が多いので気づきにくいですが、
「冷え」が精神的な部分にもおおいに関係するようです。
お風呂につかって温まって、毛穴をぽかーんと開けてあげましょう。
楽になりますよ。汗は良く拭いてね。