年に一度の胃の検診でバリウムを飲んで来ました。
世田谷区の行っている、無料検診です。
バリウムよりも、さっさとカメラを飲んでしまった方が
身体への負担も軽く合理的だとの意見も聞きますが、
なんといっても無料で受けられるのがありがたい。
自営業は健康診断も自分でコーディネイトしなければいけないので、
自治体のはからいはありがたく享受するのであります。
■ まごつくものです
さて、待ち合いを兼ねた更衣室では、
扉越しに前の人の撮影状況が聞こえてきます。
これがなかなか手こずっている様子。
ご存知の方も多いでしょうが、胃のレントゲン撮影の際には、
技師さんの誘導の声に従って、いろいろと姿勢を変えたり、
また、横たわっているベッド自体が前後左右に動いたり、
時には頭を下に逆立ち状態になったりと
なかなかダイナミックなものです。
誘導は、むだなく穏やかに行なわれるのですが、
なにしろほとんどの人が指示通りにちゃっちゃと動ける
わけではありません。
結構ご高齢の方もいらっしゃいますし、
右に回ってといわれてもどっちが右かわからなくなったり、
たいていはまごつくものです。
おまけに胃を膨らませるために直前に飲まされる発泡性のものは、
いくらゲップを我慢してくださいといわれても、
動きに気を取られているうちに思わず抜けてしまうことも
あるのでしょう、途中で発泡剤を追加するという手順が加わったり、
なかなか手間のかかる検診なのです。
そんななかで、なるほどと思ったのが、技師さんの、
どんな年齢の方にもわかりやすいように選ばれた言葉遣い。
■ 神様からの手紙
私たちセラピストが勉強をするときは「うつ伏せ」を「伏臥位」、
仰向けを「仰臥位」と習います。
終始その言葉で日常を過ごして行くのでそちらが普通に
なってしまうのですが、それはいわば専門用語のようなもの。
お客様との会話には適しません。
そこで私は普段、お客様に「うつ伏せ」「仰向け」という言葉を
使っていたのですが、よく考えればこれだって、
トリートメントの最中のぼーっとした時に言われたら、
一瞬どちらに向いたらいいのかわからない言葉です。
その点レントゲン技師さんの指示はわかりやすく的確でした。
言葉から意味ではなくすぐにイメージが湧く。
なるほどこんなところに本日の神様からの手紙が落ちておったか。
いただきましょう。
「まずはうつ伏せから、頭はこちらへ」ではなく
「まずは腹這いから、顔はこちらへ」ですね。
また「仰向け」ではなく「上むき」あるいは「天井を向く」です。
世田谷区の行っている、無料検診です。
バリウムよりも、さっさとカメラを飲んでしまった方が
身体への負担も軽く合理的だとの意見も聞きますが、
なんといっても無料で受けられるのがありがたい。
自営業は健康診断も自分でコーディネイトしなければいけないので、
自治体のはからいはありがたく享受するのであります。
■ まごつくものです
さて、待ち合いを兼ねた更衣室では、
扉越しに前の人の撮影状況が聞こえてきます。
これがなかなか手こずっている様子。
ご存知の方も多いでしょうが、胃のレントゲン撮影の際には、
技師さんの誘導の声に従って、いろいろと姿勢を変えたり、
また、横たわっているベッド自体が前後左右に動いたり、
時には頭を下に逆立ち状態になったりと
なかなかダイナミックなものです。
誘導は、むだなく穏やかに行なわれるのですが、
なにしろほとんどの人が指示通りにちゃっちゃと動ける
わけではありません。
結構ご高齢の方もいらっしゃいますし、
右に回ってといわれてもどっちが右かわからなくなったり、
たいていはまごつくものです。
おまけに胃を膨らませるために直前に飲まされる発泡性のものは、
いくらゲップを我慢してくださいといわれても、
動きに気を取られているうちに思わず抜けてしまうことも
あるのでしょう、途中で発泡剤を追加するという手順が加わったり、
なかなか手間のかかる検診なのです。
そんななかで、なるほどと思ったのが、技師さんの、
どんな年齢の方にもわかりやすいように選ばれた言葉遣い。
■ 神様からの手紙
私たちセラピストが勉強をするときは「うつ伏せ」を「伏臥位」、
仰向けを「仰臥位」と習います。
終始その言葉で日常を過ごして行くのでそちらが普通に
なってしまうのですが、それはいわば専門用語のようなもの。
お客様との会話には適しません。
そこで私は普段、お客様に「うつ伏せ」「仰向け」という言葉を
使っていたのですが、よく考えればこれだって、
トリートメントの最中のぼーっとした時に言われたら、
一瞬どちらに向いたらいいのかわからない言葉です。
その点レントゲン技師さんの指示はわかりやすく的確でした。
言葉から意味ではなくすぐにイメージが湧く。
なるほどこんなところに本日の神様からの手紙が落ちておったか。
いただきましょう。
「まずはうつ伏せから、頭はこちらへ」ではなく
「まずは腹這いから、顔はこちらへ」ですね。
また「仰向け」ではなく「上むき」あるいは「天井を向く」です。