緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

統合医療展に行って来た

2012-03-02 10:00:00 | 「緑香庵」的なもの
帯津良一先生の講演で印象に残ったこと。

「死に近い人を癒せるのは
より死に近い場所に居る人。
われわれは患者よりも
より死に近い場所に居なければならない。
自分なりの死生観を持つのは必須である。」

「いつもこれが最後の晩餐だと考える。
何故なら、明日はないから。
そのように感じながら生きることが
死のそばに居るということ。」

「『戦略的直感』
 ① 歴史に学ぶ
 ② 平常心にもどる
 ③ 対象を一瞥する(つぶさに見てはいけない)
 ④ ひらめき=直感を得る 」

「生命のしくみが解明されていない以上、生命にかかわること全てに
証拠(エビデンス)をあげることは現時点では無理。
ならば証拠のない物に意味が無いかと言えばそうではない。
現象として効くという事例があるなら活用すべき。
それには直感が必要。
過去の知恵に学んだ上で、ひらめきを得る。」

先生は、夕餉の食卓に向い、ずらりと並んだおつまみを「一瞥」して、
今日はウィスキーにするか焼酎にするか決めるんだそうな。
そして最後の晩餐と心していただく。
至福の美味しさだとか。おっしゃりながらニンマリ。

本物はいつも少し可笑しく少し可愛い。
大切なことの傍らには不思議にいつもユーモアがある。