緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

学びのパターン

2007-02-15 10:00:00 | 営業日誌
エサレン研修報告のつづきです。

ほぼ3日間の研修でしたが、内容は豊富で、
情報量が多く、とても消化しきれていません。
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《研修会場のそばの河津ザクラ》

エサレンマッサージというものの、
ほんの導入部分を体験したところだと思います。
テクニカルなことはもちろんですが、
むしろマッサージを行なう施術者としてのあり方を
深く考えさせられる内容でした。
これからしばらく、ここで得たいろいろな感覚を
自分の中で転がして味わって体験し直す期間です。

こうした「待つ」時間の存在は、
私の「学び」のパターンでもあります。
私はこのパターンを、音楽や身体のことをやっていく中で見つけました。

以前は、どちらかといえば理性先行型で
理屈でいろんなことを納得したがりの私は、
ともするとそればかりに集中し、
早く「わかった!」に辿り着きたいばかりに
チリチリと神経を尖らせ、
文献を調べたり、もっと情報を集めようと
あたふたしてしまう傾向がありました。

が、ここ何年かのうちに、
わからない時はわからないなりに、
そのまま「わからない」を保つことも大事だと思うようになりました。

音楽でも、身体を使うことでも、
わからないままとにかくやっているうちに、
そのやっていること自体が何かを教えてくれる、
どこかまたべつのステージに導いてくれるということが
しばしば起こります。

「わからない」を保つのには、実は体力が必要です。
とりあえず「わかった」にたどりつけばリセットできるものを、
いつまでも引きずっていなくてはならないので、
結構しんどいです。

時には「わかったことにしてしまう」方が簡単なこともあります。
情報を増やし、他人の言葉を引いてくれば、
それは比較的簡単です。

だから気をつけなくてはなりません。
むしろ「簡単にはわからない」ことを楽しむ
くらいのつもりで気長につき合うのです。

そして、ゆっくりと自分に起きる「気づき」や変化を観察し、
「へぇーこういうことかぁ」と他人事のように感心する
というのが、パターンですね。


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《近寄るとこんな》

というわけで、研修内容について簡潔なご報告ができない
ことをお詫びします。
だんだんに消化されるにしたがって、
きっとこのブログ上でもお知らせできることがあるかもしれません。

すでにトリートメントに関しては、
確実に変化が起きていると自分では確信しています。
もっともっと経験を重ねるうちに、
今回の研修がさらに意味を持ってくるだろうという予感もあります。
楽しみです。





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