<JAXA>調査分析課を新設 各国の技術情報収集
毎日新聞 4月17日(水)20時12分配信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、宇宙開発を巡る各国の技術情報を収集分析する「調査分析課」を新設したと発表した。安全保障や産業振興、防災などの観点で情報を分析する専門組織が必要と判断した。当面は職員5人で構成する。
政府が今年1月決定した「宇宙基本計画」で調査分析機能の強化を求めたことに沿う対応。奥村直樹理事長は「宇宙航空分野は世界と競争があり、協調していく必要もある。課を新設し、必要な情報を収集分析していきたい」と話した。【斎藤有香】
宇宙に緑の微生物? =老いた星からガス、丸く輝く
時事通信 4月17日(水)5時13分配信
地球からたて座方向に約3300光年離れた所にある「惑星状星雲」を南米チリにあるVLT望遠鏡で詳細に観察したと、欧州南天天文台が発表した。緑色の微生物が細胞膜に包まれた姿に似ているという。
惑星状星雲は望遠鏡の性能が低かった時代、惑星のように見えたことから付いた名称。恒星が年老いて白色矮星(わいせい)に変わる過程でガスが周囲に放出されて丸く広がり、中心の恒星から紫外線を受けて輝いて見える。ガスの緑色は酸素イオンの色という。
中心の恒星は青白い点のように見える。数十億年かけて冷えていくとみられる。