iPSで筋ジス再現=筋肉細胞、効率よく作製―京大
時事通信 4月24日(水)15時58分配信
体のさまざまな細胞になれる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、筋肉が次第に衰える筋ジストロフィー患者の細胞を作製することに、京都大iPS細胞研究所の桜井英俊講師らのグループが初めて成功した。新薬の開発に応用が期待できるという。研究成果は24日、米科学誌プロスワンに掲載された。
iPS細胞を使って再現したのは、「三好型」と呼ばれる筋ジストロフィー。研究グループは患者の細胞からiPS細胞を作り、骨格筋細胞に変化させた。
三好型には、骨格筋細胞の細胞膜が壊れる症状がある。iPS細胞から作った骨格筋細胞の細胞膜にレーザーで穴を開けると修復されなかったが、三好型の患者にない特殊な膜たんぱく質を細胞内で働くようにしたところ、穴をふさぐ修復機能が回復した。
骨格筋細胞について研究グループは、iPS細胞から効率よく作製する方法も開発した。遺伝子の運び屋(ベクター)を工夫し、従来は40%程度だった作製効率を90%に引き上げることに成功、作製期間も6週間から2週間に短縮できた。
Microsoft、時期Windows 8.1にて「スタートメニュー」(のようなもの)を復活採用か?!
TechCrunch Japan 4月24日(水)1時36分配信
全米に広がった悪夢に、ようやく終わりが訪れることとなりそうだ。The Vergeが伝えるところによれば、マイクロソフトは次にリリースされるWindows 8.1で画面左下隅の「スタート」ボタンを復活させることにしたようなのだ。但し復活される「スタート」ボタンは、マウスを画面右端に動かした時に表示される「チャーム」と同じもので、タイルインタフェースが表示されるようになるものだ。Pokkiなどのツールにより表示できるようになる従来のスタートメニュー風のものではないが、それでも操作に戸惑っていた人には便利な機能だろう。
マイクロソフトがWindows 8の開発にあたって主張してきた「妥協しない」というポリシーの過ちを示すものだという人もいるかもしれない。あるいはこれはタイルUIを見て操作がわからずに凍りついてしまうユーザーを抱える、企業のIT部門に対する「天の助け」になるものかもしれない。企業で利用するアプリケーションや、以前から使い続けているソフトウェアのほとんどがWindows 8向け機能を活用するものではないわけで、デスクトップモードのようなスタイルで使いたいと考えるのが普通のことなのだろう。結局のところ、ストアアプリのインタフェースを必要としない人も多く存在するわけだ。
MicrosoftがWindows 8のインタフェースにつき揺れ動いていると判断する人が多いことだろう。しかし、正しく「妥協」しつつあるとも言えるのかもしれない。
Image via Geekzone.co.nz
(翻訳:Maeda, H)