奥州市が同市水沢区にある幕末の蘭学者、高野長英(1804~50)の旧宅(国指定史跡)を買い取ったことが24日、分かった。16代当主の高野彰男さんが所有。数年前から居住しておらず、貴重な文化財施設を保存するために取得した。市は修復後の12年度以降をめどに一般公開する方針で、周辺の文化財施設と合わせた中心市街地の歴史拠点づくりを目指す考えだ。
旧宅は木造2階建て延べ約162・68平方メートル。長英が17歳で江戸に出るまで暮らしていた。元々は平屋だったが、1876(明治9)年に2階が増築された。当時では貴重な手すきガラス、明かり取り窓や欄間など、明治時代の意匠が残されている。特に階下の2室は長英の居室として、当時のままにしている。1933年に国史跡に指定された。
彰男さんの母親が住んでいたこともあり、非公開だった。しかし、数年前からはほぼ空き家状態で、高野家が管理保存していたものの、雨漏りなどの傷みが激しくなっていた。
今月13日に契約。隣接する古希庵の寄贈も受けた。古希庵は14代当主の長経が、父長運の古希を祝って1931年に建築した。内部の意匠と庭が一体になった現在では珍しい建物だ。修復作業をし、旧宅と同様に12年度以降には公開したいという。総事業費は約2300万円。
同市の中心市街地には、他に明治時代の近代和風住宅「高萬家」や、江戸時代の武家住宅「内田家旧宅」、後藤新平旧宅などがある。市教委歴史遺産課の佐久間賢課長は「一帯の文化財施設を保存し、町の人気スポットにしたい」と話している。
2/25 毎日新聞
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旧宅は木造2階建て延べ約162・68平方メートル。長英が17歳で江戸に出るまで暮らしていた。元々は平屋だったが、1876(明治9)年に2階が増築された。当時では貴重な手すきガラス、明かり取り窓や欄間など、明治時代の意匠が残されている。特に階下の2室は長英の居室として、当時のままにしている。1933年に国史跡に指定された。
彰男さんの母親が住んでいたこともあり、非公開だった。しかし、数年前からはほぼ空き家状態で、高野家が管理保存していたものの、雨漏りなどの傷みが激しくなっていた。
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同市の中心市街地には、他に明治時代の近代和風住宅「高萬家」や、江戸時代の武家住宅「内田家旧宅」、後藤新平旧宅などがある。市教委歴史遺産課の佐久間賢課長は「一帯の文化財施設を保存し、町の人気スポットにしたい」と話している。
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