大阪龍馬会

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森田芳光監督の新作「武士の家計簿」 初の京都撮影、順調に

2010-03-28 00:01:00 | ドラマ・映画・舞台
◇「人間の面白さ出したい」

 森田芳光監督が新作映画「武士の家計簿」を製作中だ。時代劇の本場である京都に初めて乗り込み、大きなセットを建てて思う存分に撮影した。

 原作は磯田道史の「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」。加賀藩士が残した家計簿を読み解いたベストセラーだ。

 この本の中のエピソードをもとに、加賀藩に仕える猪山家が苦しい家計を立て直すドラマを作り上げた。刀を抜いての立ち回りではなく、そろばんを駆使したやりくりが見どころ、という一風変わった時代劇である。

 森田監督は黒澤明監督の「椿三十郎」をリメークしており、時代劇の経験はある。だが、京都で撮影するのは初めてという。時代劇の作法を知り尽くしたスタッフの技量と職人気質に接し、「もっと若いころに来たかった」と感心しきり。

 記者が現場を訪れた日は、猪山家の朝食場面を撮影していた。堺雅人(主人公の直之役)、中村雅俊(直之の父親役)、松坂慶子(直之の母親役)ら5人がコの字形に膳(ぜん)を並べ、会話を弾ませるところだ。

 森田監督は「食事のときの会話は、江戸時代でも今と変わらないはず。ここはリアリティーを大切に」と、セリフのニュアンスを俳優たちに伝える。カメラ位置を変えながら、撮影はテンポよく進んでいく。予定の時間より大幅に早い。ベテランの俳優たちは本番の合間に雑談に花を咲かせ、和気藹々(わきあいあい)とした雰囲気だった。

 森田監督の作品では、昨年公開の「わたし出すわ」に続く“経済もの”となる。「たまたまなんですけどね。今回は社会全体の逼迫(ひっぱく)がいかに家庭に響いてくるか、家族の後ろ盾になるものを描きたい。大事にするのは、やはり人間のドラマ。時代が変わっても人間の面白さは変わらない」。いつもながらの「森田節」が期待できそうだ。

 他に仲間由紀恵らが出演する。12月に公開される予定。

3/23 毎日新聞

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