11月10日から21日まで12日間ネパールのエベレスト街道を歩いてきた。
旅行代理店の西遊旅行の企画に、世界最高峰のエベレストをこの目で1度は見てみたいと、思い参加しました。エベレスト街道はどこから、何所までとかはっきり、判明しないがルクラから、エベレストが眼前に迫るカラ・パタールまでか、或いはエベレストBC(ベースキャンプ)までかよく分らない。
それはさておいて、ルクラからタンボジェまで歩いた。大体エベレスト街道の半分程度、カラパタールまで片道後、二日半はどの地点か?日本人の方が経営する「エベレストビユーホテル」の一泊分先のロッジ「ヒマラヤン」まで行った。
飛行場のあるルクラから、今回のトレッキングはスタートし7日間かけロッジを泊り歩き再びルクラに戻る計画です。 一番悪戦苦闘したことは、エベレスト街道の埃でした。ガイドブックにも掲載され、添乗員にも気を付けるよう促されていたが、喉をヤラレた。この時期はベストシーズンで世界中からトレッカーが集結する、そして乾燥した乾季で、登山道は荷揚げのゾッキョ(牛とヤクの交配種)と馬の粉塵、排泄物プラストッレカーが巻き上げる埃が堪らない。マスクを掛け、ネックウオーマーで口、鼻を覆うても難しかった。もしかしたら、高山病より、喉からくる、肺の予防が大切かもしれない。かなり山のベテランの方も喉を傷め、クシャミに悩まされていた。実際、今回のメンバーの半数以上はクシャミ、鼻水、鼻ずまり、そして、微熱で苦しめられた。そして、体力、気持ちも消耗していた。
4000mの高所を何度か通過するので、やはり高山病対策は気を抜けない。トレッキング開始2日目でメンバーの2名が早くも脱落です。また、半数以上が喉を傷めるなど、過酷なトレッキングでした。
それでも、一目見たいエベレストを目の当たりにした時は胸にこみ上げる物がありました。登山開始から5日目にタンボチェ・リの丘(4198m)から雪煙がたなびくエベレストに出遭いました。この日は好天に恵まれ、10名がこのときのメンバーです。中央にエベレスト、右にローチェ、左にヌブチェです。
この時にあわや高山病になるところでした。トレッキング初日に添乗員から配られた自分のサイン入りのスカーフをお気に入りの場所に括り付ける為に持参していました。見晴らしの良いタンボチェ・りの、、、、の旗の脇を借りて括り付けていると、前方のメンバーと離れてしまい、急がないといけない、とばかり早足で登り始めると、半端なく息が上がり、ここは4000m超の高所で有ることを一瞬だけ忘れてしまったのです。遅れること5分位か、メンバーに追いつきましたが、危ないところで、高山病になるところでした。ゆっくりした行動が高山病対策の鉄則です。
エベレスト街道のトレッキング最後の7日目のサナサ付近の風景は忘れられません。エベレストの天空の回廊のあの風景の中を歩くことができ、全ての疲れが吹き飛びました。
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