カン・ドンウォンに会いたい

カン・ドンウォンに会えたら想い残すことは無いと思っていました。
でも、違った…また、会いたい…

「どきどき僕の人生」

2013-12-03 17:24:04 | ドキドキ私の人生

「ドキドキ私の人生」の原作本が日本語で出版されています

 

 

「どきどき僕の人生」 

 

 

 

主人公のアルムは誰がやるのでしょうか・・・

 

感動の映画に涙涙ですね 

 

 

 

 

昨日はキャストで心がざわざわしていたのですが、

 

一日たって、落ち着きました

 

 

 

ドンくんのパパが楽しみになってきました 

 

 

 

 

ステキなパパでしょうね~~~~ 

 

 

 

 

 

 

 


 

キム・エランさん『どきどき僕の人生』きむ ふな訳

2013.12.1 http://sankei.jp.msn.com/life/news/131201/bks13120109180011-n1.htm

 

キム・エランさん

 

■死に対抗する濃密な時間

 「欧米の作家と交流すると自分たちとの違いをすごく意識させられる。でも日本の作家と接すると、むしろ多くの共通点に気づかされます。情緒的な部分がとても似ていて、親しみを感じる」。日本人作家の印象を尋ねると、はにかみながらも明快に答えてくれた。デビューから10年余りで韓国の主要な文学賞を総なめにした「文壇のアイドル」。初の長編となる本作は、韓国では発売1カ月で7万部を突破して話題を呼んだ哀切な物語だ。

 語り手の少年、ハン・アルムは早期に老化現象が現れる「早老症」を患っていた。世界でも報告事例は少なく、治療法も分からない難病だ。〈僕が重ねた年齢のなかには、幾重にも刻まれたシワとその皮膚の厚みがなかった。僕の老化は空っぽの老いだった〉…。実年齢は17歳なのに肉体的にはすでに80歳。死は間近に迫っている。釣り合わない心と体を抱えるアルムの短く凝縮された人生を通して、時計では計れない、心の中の濃密な時の流れが描かれる。

 「書き始めたのは私がちょうど30代に入った頃。自分のことしか眼中にない10代の頃とは違って、周囲にいる人生の先輩たちのことも見えてくる。これまでは主に〈空間〉を扱ってきたけれど、今度は〈時間〉をしっかり書いてみたくなったんです」と振り返る。

両親の愛に感謝するアルムは、自分の病気のためにつらい日々を過ごした父と母の若き日の物語を書き始める。その作中作を取り込んだ重層的な構造に、作家が物語という形式に寄せる強い信頼がにじむ。「人は生まれ、老い、やがて死ぬ。その繰り返しだと考えれば、死は新たな誕生をも意味する。物語というのは死に対抗するスタイルだと思うんです」

 大学時代から詩作に親しんできたというだけに、文章と会話に心地よいリズム感がある。話の次元を巧みにずらすユーモアもさえる。「以前に比べて、韓国文学で扱われる題材は広がり、スタイルも自由になっている。同時代の人たちが考えていることを、より普遍性のある形で描きたい」(クオン・2625円)(海老沢類)

                    ◇ 

【プロフィル】金愛爛 1980年、韓国・仁川生まれ。韓国芸術総合学校演劇院劇作科に在学中の2002年、短編「ノックしない家」で大山文学賞を受けてデビューした。李箱(イサン)文学賞と韓国日報文学賞を最年少で受賞するなど受賞歴多数。

 


 

 

「新しい韓国の文学シリーズ」第7弾は、著者がデビュー十年目に発表した初の長編で、すでに韓国内の主な文学賞を総なめしている作品です。
主人公アルムが早老症という辛くて重い素材をキム・エラン特有のリズム感のある文章とウィットに富んだ会話、省察させる言葉の数々と感動的なエピソードに溢れる作品として読者を引きつけています。

 

韓国で70 万部のベストセラー!!映画化も決定。 「文壇のアイドル」キム・エランの初の長編小説

三歳のとき、早老症という世界でもあまり例のない病気になったアルムは、子どもがすくすく育つように、彼もすくすく老いていく。治療法がなく、なすすべもない病気と共存しながら、両親の大きな愛に包まれて、アルムの心は豊かに育っていく---。
人生の意味を問い、人間存在の美しさを謳う、韓国じゅうが涙した、魂を揺さぶる物語。
 
 
●著書:キム・エラン(金愛爛)

1980年、仁川生まれ。韓国芸術総合学校演劇院劇作科卒業。短篇「ノックしない家」で第1回大山大学文学賞小説部門を受賞し、2003年に同作品を季刊『創作と批評』春号に発表してデビュー。若い同世代の社会文化的な貧しさを透明な感性とウィットあふれる文体、清新な想像力で表現し多くの読者を得る。同年、大山創作基金と韓国日報文学賞を最年少で受賞。李孝石文学賞、今日の若い芸術家賞、金裕貞文学賞なども受賞

●翻訳者:きむ ふな

韓国生まれ。専修大学日本文学科で博士号を取得。日韓の文学作品の紹介と翻訳に携わっている。翻訳書に、ハン・ガン著『菜食主義者』、津島佑子・申京淑の往復書簡『山のある家、井戸のある家』、孔枝泳著『愛のあとにくるもの』等。韓国語訳書の津島佑子『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞。

コメント (2)
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