アンケート依頼文
2016年9月28日
長岡市長選立候補予定者各位
磯田達伸様
おぐま正志様
藤井盛光様
(五十音順)
さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト
平和と緑の会
環境と平和のネットワークハーモニー
長岡市民放射線測定会
初めまして
長岡市民のため、皆様方の長岡市長選立候補予定の表明、敬意を表します。
質問が告示直前になり、回答時間が少なくなり申し訳ありませんが、質問の意図を汲んで、ご回答を私佐藤まで、よろしくお願いいたします。
さて、表記の4団体は、長岡市民の命と暮らしを守り、社会の持続可能性を確立してゆく立場から、長岡市長選立候補予定者へ以下の質問させていただきますので、ご回答のほどよろしくお願いいたします。これらの4市民団体は、いただいたご回答を各団体のHPやブログ、長岡市のFBページなどで公表し、報道機関にもお知らせすることにしております。
立候補予定者各位には、可能な限りで、ご回答をよろしくお願いいたします。皆様のご健闘を願っております。
長岡市長選立候補予定者へのアンケート
1、原発再稼働に賛成ですか、反対ですか。
2、規制委員会が柏崎刈羽原発を審査して新規制基準に「適合」していると判断したとき、再稼働のための安全が確保されたと考えますか。
3、より実効性のある避難計画を新規制基準に組み入れ、そうした避難計画についても規制要件として審査対象にするよう,政府に求めますか。
4、原子力災害に対する避難計画には様々な問題があることを認識していますか。
5、避難計画を、市民と避難経験者の意見にもとづいて、より実効性のあるように改善しますか。
6、より実効性のある避難計画を電力会社と自治体の安全協定の合意事項に組み入れますか。
7、長岡市に避難されている方々への支援の条例と制度を作り,予算措置をしますか。
8、脱原発の方針に沿って、市の体制を取ってゆきますか。
9、分散自立の再生可能エネルギー社会へ向かう方針に沿って、市の体制を取ってゆきますか。
以上 よろしくお願いいたします
回答状況
藤井盛光様の回答
「 長岡市長選立候補予定者へのアンケート 藤井盛光回答
1、 原発再稼働に賛成ですか、反対ですか。
A1、柏崎刈羽原発の再稼働に反対です。
2、 規制委員会が柏崎刈羽原発を審査して新規制基準に「適合」していると判断したとき、再稼働のための安全が確保されたと考えますか。
A2、規制委の人選に難があり、また万が一事故が起きた際の補償の明確なルール化等、再稼働を容認するには未確定の要素があると考えます。
3、 より実効性のある避難計画を新規制基準に組み入れ、そうした避難計画についても規制要件として審査対象にするよう,政府に求めますか。
A3、今後の検討課題として受け止めます。
4、 原子力災害に対する避難計画には様々な問題があることを認識していますか。
A4、認識していますが、未だ不勉強です。
5、 避難計画を、市民と避難経験者の意見にもとづいて、より実効性のあるように改善しますか。
A5、市民の為になるよう、地域住民、自治組織と意見交換をし、改善します。
6、 より実効性のある避難計画を電力会社と自治体の安全協定の合意事項に組み入れますか。
A6、必要とあらば組み入れますが、市単独でも取り組む必要があれば取り組みます。
7、 長岡市に避難されている方々への支援の条例と制度を作り,予算措置をしますか。
A7、避難者の気持ちを汲み、長岡市民の感情にも配慮しながら、支援策を研究したいと思います。
8、 脱原発の方針に沿って、市の体制を取ってゆきますか。
A8、原発がなくてもエネルギーの発展的な供給ができるように、様々な新技術への支援を行います。科学者として新技術への興味もあります。
9、 分散自立の再生可能エネルギー社会へ向かう方針に沿って、市の体制を取ってゆきますか。
A9、スマートグリッドに依るロスのない「まちなか発電」が実現できれば理想的です。Q8の回答とも重複しますが、新技術への大きな期待を持ち、体制を整えます。
以上 よろしくお願いいたします」
おぐま正志様の回答
9月28日付けの4団体からの質問事項に対する回答
1.柏崎刈羽原発に限っての心積もりをお伝えします。
長岡市民の生活の現状維持が確実に保証できる条件が整わない期間は発電
のための再稼動を容認することはできません。
2.上記とも関係しますが、原発稼動時の安全とは市民生活の現状維持が可能
であることを意味すると考えます。新規制基準の細目にはシミュレーショ
ンによる解析予測も含まれているはずであり、必ずしも実績に基づかない
部分もあると思います。一人間である私が「安全が確保された」と判断す
ることは到底できません。
3.新規性基準と避難計画とは別次元の対策であると考えます。実効性のある
避難計画は事故発生後における放射性物質の拡散領域や被害の継続時間等
の明確化、ならびに要配慮者の避難方法なども含まれますので、避難計画
基準を国・県・長岡市・専門家および電力会社等が深く係わって構築すべ
きと考えます。
4.これまでに起きた国内外の原子力災害が教えるように、原発事故は人類が
築き上げてきた技術科学では解決できない数々の、しかも想定外の問題を
生むことが明らかです。それらを回避するための避難計画を構築すること
は至難の業と思いますが、少しでも効果的な避難計画となるように努力す
べきとも考えます。
5.上記の避難計画基準は定期見直しが必要となることは言うまでもありませ
ん。市民や避難経験者の意見に基づいて避難計画を改善することは不可欠
と考えます。
6.質問事項の3とも関係します。避難計画基準を安全協定の合意項目に組み
入れることは自然の成り行きになると考えます。
7.自主避難者に対しても、予算措置に限らず、可能な限りの支援策が必要と
考えます。長岡市議会を含めた関係者から制度化に向けて努力してもらい
ます。
8.原発なくしても十分な電力の確保が可能であると国家レベルで確定した暁
には、長岡が脱原発の方針を打ち立てて、その体制(省エネ策や蓄電策)
を整えていくことは妥当と考えます。
9.電力確保は社会の要請である以上、化石燃料消費型社会から分散自立の再
生可能エネルギー社会へ向かう方針を打ちたてることは妥当と考えます。
そのための長岡市の体制作りは今後の一課題に位置づけます。
以上
磯田達伸様
10月6日現在 未回答です
以上
2016年10月12日入手
磯田氏回答
長岡市長選立候補予定者アンケート
1、原発再稼働に賛成ですか、反対ですか。
・市民の不安が解消されないかぎり、原発は再稼働すべきではないと考えます。
2、規制委員会が柏崎刈羽原発を審査して新規制基準に「適合」していると判断したとき、再稼働のための安全が確保されたと考えますか。
・考えておりません。
・審査結果は、再稼働に関するプロセスの一つでしかないと考えております。
3、より実効性のある避難計画を新規制基準に組み入れ、そうした十分な避難計画についても規制要件として審査対象にするよう、政府に求めますか。
・規制基準に組み入れる、組み入れないにかかわらず、十分な避難計画が必要と考えております。
4、原子力災害に対する避難計画には様々な問題があることを認識していますか。
・認識しております。
5、避難計画を、市民と避難経験者の意見にもとづいて、より実行性のあるよう改善しますか。
・避難計画をより実行性のあるものに改善します。
6、より実行性のある避難計画を電力会社と自治体の安全協定の合意事項に組み入れますか。
・基本的に、避難計画は自治体が作り、最終的には国・県が責任を持つべきものと考えます。
7、長岡市に避難されている方々への支援と条例と制度を作り、予算措置をしますか。
・これまで避難者の声を聞き、寄り添って支援してきました。今後も引き続き、しっかりと支援を進めてまいります。
8、脱原発の方針に沿って、市の体制を取ってゆきますか。
・原発の依存度を下げるよう代替エネルギーの開発・活用を積極的に進めます。
9、分散自立の再生可能エネルギー社会に向かう方針に沿って、市の体制を取ってゆきますか。
・設問8と同様です。
発信団体様へ
不慣れなため、フェイスブック経由で御質問があったことに気付きませんでした。
回答が遅れ、御迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。
いそだ達伸 拝
以上