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今日のルサルカ、素晴らしかった、と書けば昨日とおんなじになってしまうから、敢えて言えば、昨日よりも心ゆさぶられました。
ドラマティックな悲劇で終わるストーリーと、昨日よりも大きな編成のオーケストラのド迫力がそう感じさせたのでしょう。
ドボルザークが、オペラとは? と聞かれて、交響曲三曲分作曲するようなもの云々、と言ったとか、どこかで聞いたような気がします。
今日は最前列の席だったので、大音響で交響曲を聞いているような気分でした。
指揮者、エイヴィン・グルベルグ=イェンセンが4、5メートル先だったので、文字通り息遣いが聞こえてきました。ものすごくエネルギッシュでした。
アダム・フィッシャーと違ってオケに細心の指示を与え、歌手にはあまり直接語りかけず、オケを通じてコントロールしていました。ウイキぺで見ると日本も何度も振ってるんですね。
歌手のことが後になりましたが、タイトルロールのカミラ・ナイルンドはフィンランド人。metのオポライスはもちろん、フレミングにも美貌ではかないませんが、歌も演技も素晴らしかった。加藤浩子さん曰く「ライブビューイングがどんなに素晴らしくても生にはかなわない」。然りです。
王子のブランドン・ジョバノービックは米国人。ベチャワなどより明るく軽いテナーで、ぼくの好きなタイプ。
女王のナディア・クラステヴァはブルガリア人でしばしばオペラ座に出ていて、来日公演もあり。大喝采を浴びました。
水の精は韓国のパク・ジョンミン。ウィーンで長く活躍だからか拍手多かったです。
2日続けてのウィーン国立歌劇場のオペラ、終わりました。感無量です。