海外オペラは2016年にプラハのエステート劇場で魔笛を観たのが最初。翌2017年にサントペテルブルグ・ミハイロフスキー劇場でのフィガロの結婚に続いて今回が僅か3度目。
そもそもぼくのオペラ鑑賞はもっぱらwowow のメトロポリタンとNHKのプレミアシアターで、日本のオペラや日本人歌手には偏見を持っていた、というか何もわかっていませんでした。
その偏見を拭い去ってくれたのが町田イタリア歌劇団の柴田さんと素晴らしい歌手の皆さんで、ぼくはとても感謝しています。
生で間近で観ることで、オペラの素晴らしさをぐっと深く味わい、楽しむことができるようになりました。
ぼくが、死ぬまでにやりたいことリストの上位に、ウィーン、スカラ座、メトロポリタン等々でオペラを観る、と書き加えたのもそれがあってのことです。
さてドン・ジョバンニですが、メットとザルツブルクで3つのキャスを見ています。
メットはマリウシュ・クヴィエチェンと最近の
サイモン・キーンリーサイド。ザルツブルクはイルデブランド・ダルカンジェロ。いずれも簡単に甲乙はつけ難い名演です。
今日のタイトルロール、マルクス・ヴェルバはオーストリア人。ザルツブルク、ロイヤルオペラ、メトロポリタン、ウィーン国立歌劇に出ているので力はあるのでしょう。来日公演もしています。
その他主要配役の3人は日本語でgoogle検索してもあまり情報がないので大スターってわけではなさそう。
柳橋さん絶賛のアダム・フィッシャーは、よく知りませんでしたが、ウィーン、フィンランド、バイエルン、ハンブルクなどの国立歌劇場の指揮者歴任とあるので相当の人みたいです。
いつのまにか5時を過ぎ、外はもう薄暗いです。開演が近づいてきました。そろそろ着替えて出かけます。