◆さいはてにて やさしい香りと待ちながら
奥能登の日本海に面する海辺に、喫茶店「ヨダカ珈琲店」を開業した岬。店の向かいの民宿には、シングルマザーの絵里子が幼い姉弟とともに暮らしていたが、絵里子は生活のため金沢で働いてることから、2人の子どもを置いて留守にしがちだった。岬はそんな姉弟に手を差し伸べ、2人も次第に岬に心を開いていく。絵里子は、価値観も生き方も異なる岬に対して当初は嫌悪感を抱いていたが、ある出来事をきっかけに岬との友情を育んでいく。
永作博美と佐々木希の共演で、日本で初めて世界農業遺産にも認定された石川県能登半島の珠洲市を舞台に、支えあって生きる2人の女性の姿を描いたヒューマンドラマ。
コーヒー店主に永作さん、シングルマザー役に佐々木希さんでした。
最初シングルマザーの絵里子はネグレストなのかと思い嫌悪感を抱きましたが
ほんとのところは子供のことを愛する頑張るお母さんでした。
そんな母のことを大好きな子供たちと目の前の海辺にコーヒー店を開業した岬との
心温まる話しで岬も絵里子も子供たちも救われていく・・・ほっこりさせる。
コーヒーと素敵な風景が余計にぐっときました。
よかったです。。。
◆繕い裁つ人
中谷美紀の主演で、町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが……。
静かな映画です。オーダーメイドのお洋服とそれを大切に着るひとびと
先代の洋服を繕いながら毎日決まった日常を繰り返す孫。
終盤自分のデザインした服を着てほしいとめざめたとき、とてもいい顔になります。
足の不自由な女性にデザイン、仕立てたウエディングドレスがとっても素敵で、
作り手の愛情があふれています。
素敵な映画でした。手作り好きな人におすすめかな。