さて、私の踊る「月の猩々」とは??
秋の月影が大壷の酒に映り、猩々が姿を見せ、
月の光に浮かれて舞う様子を描いためでたい演目です。
調べますと、
「猩々」とは実在の動物ではなく、赤い顔をした水の中に住む架空の霊獣で、
酒を好み舞い戯れる無邪気で可憐な姿をした妖精といわれています。
だ、そうな。
「猩々」は中国の想像上の生き物で、顔は人、体は猿、声は小児のごとく、
赤ら顔で酒を好むとされています。
こんな風にも書いてありましたね・・・・なんだか不気味な気もする・・・・。
でも、たぶん、皆さんお衣装をみたら、
「あ~~~!!みたことがある~~!!」
っと誰もが一度は目にしたことがある姿かと思います。
とっても迫力のある豪華な衣装ですね。
私は前から一度はその格好をしてみた~いと思っていました。
コスプレ好きな私といたしましては、日曜日がとっても楽しみです!
果たして、うまく酔っ払えるか!?
さて、「子守」ですが、とっても楽しい踊りですよ。
豆腐屋におかずの油揚げを買いに行った子守の娘が、
鳶(とび)に油揚げをさらわれてしまいます。
追った子守の娘が転んでしまうと、背負った赤子が泣いてしまう。
あわててあやし、故郷の越後を懐かしみながら
面白く踊るという趣向の演目です。
地方から出てきた少女の働き先といえば、まずは子守でしたので、
この演目は、そんな境遇の少女が軽快に面白く踊りながらも、
どこか故郷への哀愁が漂う作品となっています。
14日に踊った越後獅子も越後の国から来た子供で、
今回母が踊るのも越後の少女なので、
なんだか、越後づくしですね~。
私が母の後見をして稽古を見ていますが、
私がとっても好きな場面は綾竹という紅白縞々の棒を持って
調子よく踊るところです。
果たして、英佐は少女になりきれるか!?
乞うご期待!!