ご存知でない方はインターネットで調べて頂くとして、モヤモヤ病と言う病気は原因不明の脳動脈の奇形が原因で、運動障害や言語障害、知能障害、脳内出血や脳梗塞が起き、それで発見される事が多いそうです。
私の場合、2002年3月に当時留学していた広州市内の大学の学生寮で、突然、脳内出血を起こし、病院に運ばれた。
私は寮の自室で脳内出血を起こした時、必死に廊下を這って寮内で一番中国語が上手な留学生の部屋に行き、助けを求めた。騒ぎを聞いた寮の管理人の女性が救急車を予防と120に電話をしたが、道が混雑しているいて到着までに20分以上はかかると言われたため、私は中国人の担任の先生と留学生の友人に付き添われ、タクシーで中山大学附属第三医院に運ばれた。
中国の病院はお金を先払いしないと、治療はしてくれない。
私は脳内出血を起こしたまま、適切なな治療を受けられなず、病院の廊下に30分も放置された。
脳と言うのは、非常にデリケートで、一旦細胞が死んでしまうと、もう元には戻すことが出来ないともいう。
この時起こした脳内出血は私の脳に取って、相当なダメージだったと思う。今は普通に生活できているが、一体どれだけの脳細胞がやられたか…数える訳には行かないけれど、とても心配している。
検査の結果、
私の病状は中国では手に負えない程の病状だったので、とりあえず病院で腰椎から髄液を抜いて、脳室近くで出血した血液を抜く治療を行った。髄液を抜くのは、激痛に絶える必要がある。
腰から針を挿して、髄液を抜くと言う治療を行った。一度には抜けないので、数日間隔で少しずつ、少しずつ、髄液に血が混ざらなくなるまで、続けなくてはならない。しかし、この治療が超~痛い!麻酔なしで極太の針を腰椎に刺されるのだ。大概の事では痛いと言わない私も『痛い』と言わざるを得なかった。…と言うか痛くて声にならない。
ただ、ただ泣き叫ぶことしかなかった。あんな声にならない痛みは、中々体験できないだろう。
最初の数日間、意識が朦朧としたまま、小汚い集中治療室へ入れられた。
ゴキブリ、ハエ、蚊、窓は開けっ放し…、とんでもない部屋だった。おまけに看護婦は、私の尻に痛み止めと称して、注射をブス!ブス!と乱暴に刺すのだ
そして、最初に運ばれた中山第三医院から中山第一医院の外国人専用病棟で一ヶ月間寝たきりにされ、2002年5月5日、日本に帰国した。医者の判断で現地の中国人の脳外科医、通訳兼看護婦を引き連れて、寝せられたままの帰国だった。