★~KIDのあれこれ雑記帳~★

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激ヤバ香港出張日記八~『作曲家・謝克霖との遭遇!』

2006年02月20日 15時49分38秒 | お仕事日記
事実は小説より奇なり
トラムで太平山を下りセントラルの駅を目指す途中、公園を通りかかった時の事、太極拳を練習している人達に出会った。私も普段から趣味の陳式太極拳をやっており、何気に練習している人たちに見入っていた。
すると、練習をしていた一人の叔母さんが声を掛けて来たので、彼女と話をしていると、陳式太極拳も見せて欲しいと言われ、恐縮ながらも公園で陳式太極拳のさわりだけやらせて貰った。すると、一人の青年が私に太極拳仲間にならないかと、メールとQQの番号(中国のチャットの番号)を交換した。彼が私にくれた名刺に
謝克霖と書かれてあり、どこかで聞いた名前だとは思ったが、まさか彼が作曲家・謝克霖その人だったとは知らなかった。
彼が作曲を手掛けたテレビドラマは、香港TVBでも放映されており、彼は周星馳の映画『カンフーハッスル』の劇中の音楽も数曲手掛けているのだ。
彼はテレビドラマ以外に中国音楽にも造詣が深く、中国音楽団の演奏曲の作曲したりと、香港を中心に活躍している人だ。偶然にも香港で出会って以来、良くチャットやメールで話をしたり、趣味の写真を交換したりしている。時々、私のブログも見てくれているので、ここに彼が作曲を担当したテレビドラマを紹介したいと思う。


香港TVBドラマ『九五至尊』

江華が唄う主題曲:『彩構步』の作曲を担当
彩構歩の歌詞


香港TVBドラマ『七姉妹』の主題歌『半生縁』

一番上の写真で太極拳をやってるのが、謝克霖さん本人です。



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激ヤバ香港出張日記七~『KIDよ!香港・太平山頂に登れ!』

2006年02月20日 13時18分04秒 | お仕事日記
偉大なる登山家・ジョージ・マロリーは『何故、エヴェレストに登るのか?』と言う記者からの質問に対し、『そこに、それ(人類未踏の最高峰)があるからだ』(日本語では『そこに、山があるから』に訳されたが)と答えた。私は友人や同僚達から『何故、太平山に自力で登ったのか?』と言う質問に対し、『フィリピン人家政婦にウソつかれたから』と答えた。

それは、昨年11月の事。
友人のMAX Li(李君)とマンダリンホテルでアフターヌーンティーをした後の出来事だった。仕事も終わって、暇だったので香港・セントラル(中環)のハリウッドロードをブラブラしSOHOに行き、映画でも度々撮影が行われている蘭桂坊と、あちこち散歩していた。夜には太平山の山頂に登って、夜景でも観ようという魂胆だったのだが、SOHOのエスカレータに乗って山の中腹まで行った。
途中で道を聞こうにも閑静な住宅街で、いるのは犬の散歩をしているフィリピン人の家政婦さんしかおらず、一抹の不安はあったものの、この辺りの家で働いているなら、きっと山頂行きのトラム乗り場を知ってるだろうと思い道を聞いてみた。一応、私のヘタクソな英語で。

蘭桂坊に繋がる坂道

坂の街、蘭桂坊。映画の舞台にもなった街。多くのバーが連なる

しかし、私の外貌を見た家政婦は、中国人だと思ったらしく片言の広東語でトラム乗り場を教えてくれた…。
…が!それが、間違いだった。彼女は右と左を間違えて教えたのだ。本当は左に曲って、山を少し下った所が山頂行きのトラム乗り場で、彼女が言った『右に曲れ』は間違いだったのだ
彼女は悪気が無かったと信じたいが、人をすぐに信用してしまう私は、そのフィリピン人家政婦の言葉を信じて山頂への坂を登り始めたのであった。
最初の内は良かったのだが、段々と坂が急になっていき、私も内心『こんな所からトラムに乗っても意味無いじゃん。もうすぐ山頂なのに…』と思い始め、辺りが暗くなって来た頃、
行き着いたのは…

山頂まで30分と書かれた道標が!!そして、山道を下りてくる叔父さんを発見し、トラム乗り場について尋ねてみると、『ここから山を下って30分位かかるよ。せっかく此処まで登って来たなら、山頂に行った方が早いよ。』と、衝撃的な事実を聞かされた。
日本の山だったら、熊でもでたら大変なので、登るのも諦める所だが、幸いな事に香港の山には熊なんていないので、頑張って山に登る事にした。11月の香港はまだ半袖でも十分な暖かさだった為、山道を登って汗もダクダク…。

山頂付近の夜景
やっとたどり着いた山頂には、日本人の観光客がやたらといっぱいで、本当に日本人って何処にでもいるんだな~と感心してしまった。そんな中、日本人のカップルに呼び止められ、山頂からの夜景をバックに写真を撮って欲しいと頼まれたが、普通の使い捨てカメラだったので夜景は写っていないと思われる(残念)
せっかく海外で思い出の写真撮るのだから綺麗な写真を撮ってあげたい所だが、普通の使い捨てカメラでは香港の夜景は暗くて写らないだろうに…。せめて、夜景も綺麗に写るタイプの使い捨てカメラだったら良かったのに、日本に帰ってから現像した写真に夜景が映って無くても、それは私の腕が悪い訳ではないので勘弁して欲しい

流石に自力で山に登った後の達成感は堪らないものが有った。とても清清しい気分だったが、次はトラムに乗って山頂に行ってみたいと思った。
さて、山頂の夜景を堪能した私は、20ドル払ってトラムに乗って山を下り、ホテルへと帰って行きました。
この後、偶然にもとある人物との出会いを果たす事になるとも知らずに…!
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