これは、2月26日の広州影視チャンネルの映画評論で発表された2005年度の爛片(失敗作)の番付。
第五位『猛龍』
第四位『七剣』
第三位『阿嫂』
第二位『神話』
第一位『無極』
『七剣』もランクインしてしまったが、韓国や日本の俳優まで起用して大作とまで言われていた『神話』や『無極』が堂々の一位、二位を獲得をしてしまったが、確かに、言われて見ればこの映画は騒がれるほど面白くなかった。
『無極』に限っては、わざわざ映画館に行ったのすら失敗だったような気がしてきた。あんまりCGを多様し過ぎる映画は面白くない。ワイヤーは必要だと思うが、映像の綺麗さや色合いにばっかりこだわって肝心の内容が今一つだった。
『神話』は98年の『我是誰?』と被っている。あの映画の主人公もジャックだったし、最近、ジャッキー・チェンの映画は過去の自分の成功作をリメイクしたようなストーリーに偏っていると映画評論では言われていた。確かに私も『神話』を見た時、ストーリーが似ていると感じたが、あくまでもジャッキーは正義感溢れる熱血漢で無ければいけないと言うような雰囲気になっている為、武術ができる正義漢という役柄に制限すると如何しても被ってしまう部分はある。
先月、1月15日より正式に撮影が開始された映画『BB計画』では、ジャッキーが悪役に挑んでいる。これは初の試みだが、あの純朴そうなジャッキーが悪役を演じるなんてどんな風になるのだろうと期待もしている。
ここからはネタばれがあるので注意
私の香港人の友人で作曲家の謝克霖は現在、この『BB計画』に臨時俳優として撮影に参加しているが、彼からの情報筋によるとジャッキーと古天楽がギャンブルで負けて借金を背負った挙句に赤ちゃんを一人誘拐するが、うまく世話が出来ず、学校(カルチャースクール?)に通ってどうやって赤ちゃんの世話をするか勉強する話らしい。映画の中では大勢の妊婦に囲まれて、かなり面白い内容になっているとの事。
成龍はこの位の孫がいても良い年齢ですね。