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捨て「ウーパールーパー」、保護される。食べられなくてよかった。

2010年03月06日 11時30分42秒 | 気になるニュース
捨て「ウーパールーパー」、小学校で命の教材に(読売新聞) - goo ニュース
神戸市東灘区で先月中旬、路上に捨てられ、東灘署が保管していた「ウーパールーパー」2匹が4日、飼育を希望した同区内の小学校に引き渡された。
1980年代にはテレビCMなどに登場し、一世を 風靡 ( ふうび ) した人気者。「落とし物」にはなったが、小学校側は「児童が命の大切さを学ぶために活用したい」としている。

こういうニュースを見ると、人間がいかに身勝手かが良く分かりますね。
当初は可愛らしさや物珍しさから購入したペットを世話が面倒になったからと捨ててしまったり。酷い時には虐待したり、放置して殺してしまったり。

今回、保護された「ウーパールーパー」2匹は飼い主に捨てられたけど、無事に引き取り手が見つかったのは不幸中の幸いで、運が良かったと思います。

何せ、水槽ごと路上に放置されていたということで、発見・保護が遅れたら野良犬や野良猫に食べられてしまったり、2月の寒空の下、凍死なんて目にも遭っていたかも知れません。

私よりも若い世代の人は「ウーパールーパー」がどれだけ凄い人気だったかを知らないかも知れません。私が幼稚園から小学校に入る前後は80年代真っ盛り。
まさに「ウーパールーパー」の人気絶頂期で色んな水族館で、「ウーパールーパー」を見るための長蛇の列ができ、それに便乗してキーホルダーやヌイグルミなんかのグッズも相当売れていましたよね。

私も小さい時分に両親に連れられて、実家がある福島県の「いなわしろ淡水魚館」へ行き、「ウーパールーパー」を見た記憶があります。




あんなに人気者だったウーパールーパーですが、その後がどうなってるか知りたくないですか?

なんと、食用化されているんです!

これは日本のテレビ番組や「富山新聞」でも紹介されていた、衝撃の事実なのですが、富山の養殖業者によって新たな珍味として、ペットから食用化されているのです。
◎ウーパールーパー、ペットから食用に 富山の養殖業者、中国へ (富山新聞より)
(こちらのニュースを参照)

ニュースによると実際にメキシコでは食用とされているそうで、そのお味は試食を行った人たちからも好評だったとか。かの食通・北大路魯山人もサンショウウオの味について「スッポンとフグの中間のように上品な味」と絶賛しているそうで、その点からもウーパールーパーの食用化への期待は高い模様。

すでにウーパールーパーのから揚げ(天ぷら)やウーパールーパー丼なるものもあるそうですよ。しかし、ネットで見たウーパールーパー丼の写真はグロすぎる!
丼ぶりに丸ごと2匹も乗って来たら、食べらるのに抵抗が…。

でも、今後、ウーパールーパーの食用が一般的になれば、まるごと出てきても「美味しそう」と思えるようになるんじゃないかと思いますが、一般的な日本人の感覚で丸ごと出てきて「美味しそう」と思える食べ物は、北京ダックとか鶏や七面鳥、ハトの丸焼き、仔豚の丸焼き、魚介類の丸焼き…程度なもので、普段よく食べている牛肉でも牛の丸焼きが出てきたら、豪快とは思うけど、頭が付いてるとなんだか「怖い」ですよね。

しかし、「ペット」と「食用」の観点から考えると、日本でウーパールーパー食用が一般的だったら、ペットとして需要がなくなっても普通に食用や「珍味」として家庭で飼われ続けたり、晩のオカズとして食卓に乗ってたり、弁当に入ってたり、スーパーで売られてたりするんだろうなぁ…と、変な想像をしてしまいました。

でも、せっかくペットとして愛玩用に飼うんだったら愛情をこめて、大切にして欲しいですね。


ウーパールーパー―やさしい飼い方 育て方・殖やし方・最新品種の紹介
森 文俊,東山 泰之
ピーシーズ

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