大河報:http://msn.ynet.com/3.1/1207/03/7247087.html
2012年7月2日、中国河南省鄭州市にある中国農業科学院鄭州果実研究所のモモ園がモモ泥棒の被害に遭った。
盗まれたモモは研究所で開発された新種で、巨額の研究費用を投じ、13年にもわたる苦心の研究の賜物であったという。大河報が報じた。
【事件の核心】
巨額の研究費用を投じ、13年の苦心の研究が、まさに世に出ようとしている時、数人の食いしん坊のせいで“おじゃん”となった。
7月2日晩、河北省鄭州市森林公安局第二派出所は白いポリプロピレン袋に入った数種類のおいしそうなモモと向き合っていた。
このモモを育てた中国農業科学院鄭州果実研究所桃育種組の牛良(ニュウ・リャン)副研究員は、ひどく心を痛めていた。尋問室にいたモモ泥棒の1人もガッカリした表情で、ずっと「俺はそんなに高価なモモだとは知らなかった!」とつぶやいていたという。
牛さんの説明によると、盗まれたモモは120品種で、多くは雑種のモノクローンだという。
これらの盗まれたモモは、今年のモモの品種審査に直接影響し、国家の第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間遅れをきたすという。そのうち、盗まれた“油桃13号”は、彼らが13年も研究を行ってきた。これらのモノクローン品種のモモが盗まれたことで、研究成果が遅れ、その損失は計り知れない。
【事件発生】
コソ泥がモモ園に進入 1人を捕獲
事件が発生したのは、鄭州市中州大道と鄭尉路の交差点西側にある中国農業科学院鄭州果実研究所院内の南側の角。
ここの面積は約20ムーで新種のモモを育てる畑となっており、中州大道と近接している。
以前、中州大道が拡張された時、モモの選育場の東側の塀が何者かに登られ、隙間ができてしまったという。
通報した牛さんによると、事件が発生したのは午後7時頃、当時は薄暗く、帰宅したばかりの彼は研究所の役員からの電話を受け、モモ園に泥棒が侵入したようなので、早く行って見て欲しいと言われた。牛さんは、「当時、付近の村民が出張中の役員に電話をかけ、その後、役員が私に知らせたのです」と話す。
その後、牛さんは同僚2人と一緒にモモ園に駆けつけた。
念入りに調べたところ、1人の男が袋にモモを詰めていたが、もう1人の男は彼らに見つかった後、袋を持って逃走した。
「しゃがんでいた男は逃げ遅れたため、私たちが数人で取り押さえました。その後、ほかの2人の仲間が3袋のモモを盗んで行ったと聞きました」
鄭州市森林公安局第二派出所で、記者が見かけたモモ泥棒・李永鋼(リー・ヨンガン)は、付近にすむ村人だという。
「ここでモモを盗むのは初めてだ。俺以外は、一人は占い師、もう一人は線香売りだ。普段はこの近くで屋台を出しているが、名前は分からない」と話す。
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【怒り】
盗まれたのは“ハイテク”が駆使されたモモで、多くはモノクローンだった
尋問室の隣にある、休憩室で記者が見た警察に押収されたモモは2袋、約15キロ。これらのモモの品種は多く、色は鮮やかで、とてもおいしそうに見えた。
その後、警察からの知らせで、牛さんが派出所に到着した。
二つの小さなポリプロピレン袋に入ったモモを見て、彼はすぐに涙を流した。彼は床中に散らばったモモを拾いながら、これらの盗まれたモモは120品種にもおよび、研究には200~300万元(約 2512万円~3768万円)が投資され、10年あまり心を込めて育てて来たという。
「私たちは国家の第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間で新種のモモの栽培・育成の仕事を担い、多くは国家プロジェクトでした。現在、モモ畑の
多数の雑種モノクローン品種のモモがすべて盗まれ、私たちの今年のモモの品種審査の仕事に直接的に影響するでしょう。見てください、私の手の中にある、この品種は、私たちが13年間研究した“油桃13号”です。今、このモモが盗まれたことで、私たちの品種審査は1年遅れ、損失額は10万元にもなります。これは、私たちプロジェクトチームの血と汗なのです……」、牛さんは記者に話した。
これらのモモの価値について、牛さんは根本的に金銭で推し量ることはできないと話した。
「私たちは6月中ずっとハイテクを使ってこの新種のモモの胚を救う計画を立て、非常多くの時間も労力もに費やしました。しかし、今になって数人の泥棒によって、多くの研究成果が水の泡になりました。この事件は数年前に起きた北京の農民工による※『超高額ブドウ盗み食い事件』と類似しています。当時、その超高額ブドウを栽培した研究員は私の知人ですが、今、この事件が私の身に起こるとは」
この選育場では、モモの木の下に多くの成熟したモモが散乱していた。
牛さんは、「これらはすべてモモ泥棒が残した痕跡だ」と話す。現在、再度泥棒が侵入するのを防ぐため、彼らは鉄条網で穴を塞いだ。
【あきらめ】
この事件をどのように位置づけるか、警察側も難色を示している
盗んだモモが研究所のものだったの聞いた時、泥棒の李は恐れおののき、「研究所のものだとは知っていたが、盗んだものがこんなに高価だとは知らなかった」と話した。
予審を行った警官によると、モモ泥棒の供述により、彼らは基本的な事件の状況は把握しており、引き続き警察はもう二人のモモ泥棒も逮捕するだろう。現在、モモ泥棒の処遇については、彼らも難色を示している。モモ泥棒が刑事犯罪になるのかについては、盗まれたモモの価格により調査を進める必要がある。現在、モモ泥棒を拘留している。「私たちは研究所の専門家によるモモの価格評価後、モモ泥棒に対するさらなる処分を行う」と話した。
また、もう1人の警官は、3人が盗んだのは研究成果のモモであり、研究成果の鎖を断ち切り、研究機構は量りきれない損失を受けた。彼らの行動が窃盗にあたるのか、それとも生産経営破壊罪に触れるのかは、調査が必要だとの分析をした。
【専門家】
モモ泥棒は犯罪になるのか、論議が必要
「刑事責任およぶのか、主観的な事件の位置づけが重要な考慮の要素となる」、鄭州市森林公安局第二派出所の程(チョン)所長はこのように分析している。
鄭州大学法学院の教授の分析では、モモ泥棒が犯罪になるのかについては、論議が必要だという。
モモ泥棒が盗んだモモにどれ程の価値があるかを知っていたか、ただ単に研究所に植えてある果物がおいしいから盗んだという理由では、モモ泥棒には一般的な意義以上の犯罪行為を行ったことにはない、多くとも一般的な財産横領行為にしかならない。もし、財産横領の中の窃盗として処理をすれば、モモ泥棒がモモの価値を知っていたか、盗んだ個数はどのくらいかが関わってくる。現在の様子では、モモ泥棒がモモの価値を知らないため、窃盗の数量と一般的なモモの価値で量られるようだ。一般的なモモの価格で換算すれば、モモ泥棒は刑事罰上の窃盗罪は負わなくてもよいことになる。
研究所はモモ泥棒の民事上の責任を追及することができるが、モモ泥棒が負う民事責任の大きさは双方の過ちの大きさを見なくてはならない。研究所がモモへの保護措置を取っていたかどうかも、モモ泥棒の責任の認定に影響をあたえるからだ。
研究所の苗畑は市街地にあり、さらに良い保護を求める
取材時、記者は研究所が賑やかな街の中にあり、周囲には多くのビルが建っていることに気がついた。
市街地にこのように大きな果樹の苗畑があるとは想像もできない。研究所の庭の中に入ると、記者は目を引き付けられた。
取材の時、鄭州果樹研究所の一部の研究員たちは、このように述べている。
「私たちの研究所は、もともと郊外にありましたが、市街地の急速な拡大で、私たちのところも市街地になってしまいました。市街地では、さまざまな原因をどうしても考えなくてはならない。広大なモモ園では、まったく人手が足りない。現在、周辺の環境も複雑に変化し、私たちはさまざまな試行錯誤をして研究結果を守らなくてはなりません」。
※「超高額ブドウ盗み食い事件」
2003年8月4日、よそから北京に出稼ぎに来た農民工が、北京農林科学院林業果樹研究所のブドウ研究園内で約28.2キロを盗んだ。
これが研究開発された新種のブドウとは知らず、農民工の行為が研究所の研究データの断裂を招いた。北京物価部門は、盗まれたブドウ評価金額は11220元(約14万円)と計算。この後、4人の農民工は、16歳の1人が情状酌量で拘留されるに留まったが、ほかの3人は逮捕された。最終的にブドウの価値は376元まで下落し、3名の農民工は無罪放免となった。
(翻訳/若林亜希)
はぁ…会社の就労ビザの問題、頭が痛い。会社から、当局に私の就労ビザ、就労許可証を申請したところ「日本人じゃなく、中国人の日本語通訳を雇えば良い。顧客内部にしか見せない資料に日本人の翻訳者は必要ない」と言われビザ申請が行き詰っている。前任者がビザ取得後、満1年せずに辞めたことも…
12:49 from ついっぷる/twipple
7月1日付けで、中国の三非外国人に対する処罰が厳格化されたので、出入国、就労問題のこと、居留届けのことは気をつけないといけない。私の知人でも中国のローカル企業に就職したが、就労ビザの問題で結局日本に帰ってしまった人もいるし…。
13:04 from ついっぷる/twipple
この数日、夫と娘が湖北省の実家に帰省中で、私は一人でお留守番。何だかノビノビして、自分が好きな物ばっかり食べてるせいか、不思議と体重が減った?なぜに??考えてみたら、夫が作る料理が美味し過ぎて、毎日ついつい食べ過ぎるし、量が多いから残さないように頑張って食べてるからね…。
16:30 from ついっぷる/twipple
もう一度、大学に戻って勉強しなおしたい。金銭面、時間面でかなり厳しいのは分かるけど、中国の当局が認めるような学歴がないと、中国のローカル企業で就労ビザを取得することも難しい。どれもダメなら結局は日本に帰って就職するしか道がない。日本なら、私の夫は配偶者ビザでも就労に制限はないし…
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今、広州の某大学の通信教育(学歴取得コース)を受けたいと思い、5月から連絡を取っているのに、メールしても学校のメルアドが使われていないせいか受信拒否のメールしか届かず、大学に連絡を取っても担当者が不在なのでこちらから連絡すると言いながら、全然連絡が来ない。やる気ないのか!
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中国と日本のビザの違い。日本の場合、日本人の外国人配偶者が配偶者ビザで入国、在留資格を持つ場合、就労に関しては日本人同様に制限はない。しかし、中国では中国人の外国人配偶者が家族ビザで入国している場合は、その外国人配偶者は、就労ビザがなければ就労できないのだ。超面倒!
by sailouhei on Twitter