飛行機の離陸時刻が遅れたり、機内食が不味かったり等、色んな事で機嫌を悪くしていた妹も夜食と聞いて急に息を吹き返しました。初めての海外旅行で流石に疲れていた様ですが、食事の時だけは元気になる食いしん坊の一家なので、皆、私の後について深夜のネイザンロードを歩きましたが、ネイザンロード一体はインド系の人やパキスタン人、白人、黒人等の様々な人種の坩堝と化し、日本とは全く違った怪しい雰囲気が立ち込めていましたが、別に何かされる事もないので目的地の食堂へ移動しましたが、夜中の一時を回っているのに食堂は夜食を食べに来た人達で賑わっていました。
私の家族は、夜中にこんなに人がいるとは思っていなかったので、ちょっと吃驚した面持ちで、店の中をキョロキョロと見渡していました。やはり、中国や香港の食堂は、日本の食堂に比べると活気が有って賑やかで、そしてイスやテーブルが汚いのです
日本人からすると衛生面はちょっと気になりますが、腹が減っていては眠れないので、取り合えず適当にワンタンメン等を頼みましたが、やはり漢字は読めても意味が全く分からない家族に逐一メニューを説明するのが面倒くさい!
しかも、中華料理なんてラーメンや餃子や酢豚、焼きそば、シュウマイ程度しか知らない家族にどんな料理が食べたいかとか、どんな料理か説明するのも大変な作業なのですが、今回は気合で乗り切りました。
今回の香港旅行には少々思惑が有って、美味しい中華料理を食べさせる事で、妹の野菜嫌いを克服してやろうと思っていたのですが、妹は菜っ葉を食べる事を断固拒否!私の思惑は脆くも崩れ去ったのでした。
中国の麺類には、菜っ葉が入っています
初めての香港式麺に舌鼓を打つ母。
味は「まあまあ」と言った感じ。
ここでは、弟と妹が携帯電話で麺を撮影しまくっていましたが、初めて食べる香港式の麺類の感想は
「麺が固くて、苦かった。」
との事。香港のラーメンは会津のラーメンと違って、細麺の縮れ麺です。「鹹水」(かんすい)をたくさん使っているので、コシが強くて苦い味がするんです。
私は鹹水の味に慣れてしまいましたが、確かに会津のラーメンはこう言う嫌な苦味が無くて、美味しいので、喜多方ラーメンや会津ラーメンが有名な麺所で育った私達は結構な麺類通なのかも知れません。
おいしいものたくさんありますね。そんなに夜中までにぎやかなんて、やっぱり、会津人としてはめずらしいことですよ。
会津はやっぱり田舎ですね。若い人たちから見ればもの足りないでしょう。
私も一度は香港に行ってみたいですね。主人は32年前に一度行ってます。ずいぶん昔の話ですが。
続き楽しみにしています。