★~KIDのあれこれ雑記帳~★

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生肉を喰らう人々

2006年04月19日 18時41分55秒 | 怪しい食べ物
 既にご存知の方は多いと思うが、中国は食材の宝庫である。また、珍品料理や怪しい食べも物の宝庫でもあるが、多くの中華料理の食材はしっかり熱が通った物が主流であり、衛生状態が良くない場所では生ものや生水を口にするのは好ましくない。
 

 寄生虫の問題や雑菌等の問題もあると思うが、中国人は生肉を口にする習慣が無い。最近流行り始めた日本料理で刺身やしゃぶしゃぶを食べたり、洋食のステーキを半生で食べたりする以外には、日本人や韓国人の様に生の魚や肉を口にはしないのだ。
 
 確かに生の魚や肉を食べる場合は、鮮度や寄生虫にも注意を払わなくてはならないが、生肉は生肉で柔らくて美味しいのだが中国人の同僚達に気持ち悪いと言われてしまった。私の生まれ故郷は福島県会津若松市と言う所なのだが、ここは馬刺しや馬肉を使った料理が盛んな場所なので、私は小さい頃から良く馬刺しを食べて育ったのだが、ここ数年は中国暮らしなので全くと言って良いほど馬刺しを食べる機会が無い。実家に帰省した際は、実家で馬刺しを食べる事を楽しみにしている部分もある。
 
 また、私の母方の祖母は馬肉料理が得意で、馬肉の切り落としの煮込みを作ってくれる。作り方は簡単な様で以外に難しい。決め手はやはり長時間コトコトと根気良く煮込む事と味噌の味なのだが、私の実家では会津天宝醸造株式会社と言う、地元の味噌屋さんに注文して大樽に一つ特注で作って貰うのだ。なので、その辺で売っている味噌とは味が全く違うし、各家庭の味噌の味も違ってくる。実家の裏にある小屋に入ると、二つか三つほどの巨大な味噌樽が置いてあり、小屋全体が味噌の香りがする。長い間、日本を離れると味噌や納豆、打ち豆や会津の伝統料理であるこずゆ等が食べたくなってくる。
 

 日本食と言えば私のブログに時々コメントをしてくれる白佳芳ちゃんは私の幼馴染で二人とも会津若松市で育ち、彼女は14歳でアメリカにいる台湾人のお父さんと一緒に暮らす為にお母さんと弟と一緒にアメリカに渡ったのです。その後、彼女はアメリカで大学生まで過ごし、現在はイギリスにて留学中

 そんな訳で二人とも日本に帰って来ると日本食喰いたい病を発症するのだが、イギリスでは日本料理屋に行く機会があるのかな?
彼女のお母さんの実家は会津では有名な老舗・お秀茶屋で時々芸能人もお店にやって来る。店には中尾彬さんの写真が飾られていている。皆さん、会津に行ったら是非、是非、お秀茶屋で会津名物の田楽を!!
そして、お泊りは竹久夢二も愛した東山温泉へどうぞ。
 









会津直送 馬肉のたたきって食べた事有りますか?



以前、中国へのお土産に考えていましたが、肉類なので結局は買いませんでした.
これは本当に美味しいです。

たしかに、日本人は生肉や生魚を食べるけれど、それは日本の特色の一つでもある。大事にして行きたい食文化だと思う。それは、ここまでジャンクフードや外国の食品が乱入する時代にあって、態々保存の利かない生ものを食する文化を持続させるには、冷蔵設備や輸送の発展だけではなく、日本人が生ものを食べる事を愛する民族さからこそ、ここまで発展し外国でも受け入れられる様になった文化の一つだからだと思う。もし、生肉を食べる事が野蛮な行いだと倦厭されれるなら、アメリカでネイティブアメリカン(通称:インディアン)がアラスカに住むイヌイット達をエスキモー(生肉を食べる人)と呼んでいた様に、日本人やその他生肉を食べる習慣がある民族は差別を受ける事になるかも知れない。私が馬刺しを食べる事で、中国人から気持ち悪いと言われるが、日本人の私からすれば中国のほうが余程度気持ちの悪いものを食べる習慣があると感じる。それは日本人だけではは無く他の文化圏に有る人々が互いの文化や歴史背景を理解しあう事しか、解決方法がないだろう。

今日のビックリした一言
俺はロバは食べるけど、馬は食べない。馬は頭が良くて、驢馬は馬鹿だから

でもこれて驢馬に失礼じゃないのだろうか。そんな事言ったら、イナゴを食べる人にイナゴは食べないけど、バッタやコオロギは食べるって言う理屈と同じで、馬は頭がどうこう言ったら、犬や豚なんては教えれば芸をする程賢い動物なので絶対食べちゃ駄目と言う事になるでしょう。

あ、ちょっと補足しますが、私の友人でも関西出身の方や若い人は打ち豆がどんな物か知らない人が多いので参考までに。私の実家では、打ち豆を作るための木槌と丸太で作った専用の豆打ち台があり、豆を手作業で打ちつぶしています。
・・・で打ち豆とはこんな豆で、身体にとても良い食べ物です。




↑打ち豆の概要はここでチェックしてみて下さい。
打ち豆は東北の一部の地域で食されてきた栄養豊富な食品です。



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