広東の正月は鶏が欠かせません。しかし、最近の鶏インフルエンザの影響で香港では個人の養鶏が禁止され、家禽一羽に対し1万香港ドルの罰金を課すとの条例が作られました。まだ、広東省にはこの条例はでていませんが、中国がこういう政策を立てるのは恐らく時間の問題でしょう。鶏を殺して食べるのは残酷な行為に思えるかも知れませんが、皆さんが食べているフライドチキンや鶏肉だってこうして育てられて、誰かの手によって殺されているものです。
最近、永六輔さんのラジオ番組で『いただきます』言うか、言わないかの論議が話題を呼びましたが、命を頂くと言う意味では『いただきます』は最低限の感謝として言わなくてはいけないのではと感じます。(宗教的な意味合いは無しに)
私も台湾で生まれ育ったので、婆ちゃんと市場で鶏を買いに行った時は、生きた鶏を血抜きし、羽をむしり、
熱い湯で殺菌してから持ち帰る事がもう日茶飯事みたいなもので…。
日本だとショッキングな映像ですね^^;
でも仲間の姿を見たあの鶏の胸中は如何に?
私も中国で暮らして、もう5年になるので、最近は自分で鶏をしめるのも慣れっこです。自分の家で育てた鶏は、日本のスーパーあたりの鶏肉とは違って、肉に甘味が有って美味しいのですが、ここ最近は鶏インフルエンザの影響もあり、今後、家庭で育てた鶏は食べられなくなってしまうかも知れません。残念。
実は小さい頃に縁日で金魚すくいならぬ、ヒヨッコ(鴨子)すくった事があって、
それで二匹を家に持って帰って飼った事があったのですが、
あろうことか、幼稚園から帰ってきた時、
いつも遊んでいた鴨がいなくなって、
代わりに食卓に鴨の料理が並んでいたというトラウマ的な出来事が…。
中華圏で家畜を自給自足してる家庭は珍しくないですが、さがすにね^^;
でも最近は鶏やら豚やら牛問題とかで、野菜だけ食えってのかーってな感じですね(苦笑)