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真の宗教哲学とは男性支配ではなく女性解放にあるが、現在の宗教概念は弱い。

2015-09-12 | 社会問題
現代宗教が争い好きなのは男性支配によるものだが、世界統一には女性たちの統一思想が無ければ達成されない事実である。

暴露しつつある近代社会には独特の作為が内在し、それには二つの観念が不足している。

一つは、女性主導による物事の対象の知恵への拡大を認めることと、もう一つは、今となってはもはや信用を失った前史であるとみなすような人間の古典知識の過去との脱却である。

片方に男性がいて、片方に女性がいる。単純に考えてみても、片方が支配して片側が支配される現代社会が「最高だ」なんてどんな宗教観を持ってすれば正義と断定されるのか、現代人たちは古代人と未来人に試されているのである。

良く解らずにとりあえず行うそのような作為において好まれるのは、後悔や知られざる無知の発見、乗り越えられる限界、突破される壁、問題を大きくしたり分類したりするといった作為である。

人類が方向性を見失う最大の理由には、男性同士による死への恐怖が挙げられるが、ここから目を逸らす為に複数の欲望を生み出しては逃れようとしているのが社会現象である。

この男性社会が生み出す恐怖が示しているのは、標準化された尺度や基準や方向性の概念がほとんど完全に欠けていた現実における方向感覚の問題である。

実際、人は死の恐怖を知ってから人間へと進化して行く過程で、動物と人間との違いはこの恐怖からの解放と理解に目的があるように、社会を力で混乱させて支配することで解決される問題では決して違う。

現代宗教も今では終末や、時代間の境界設定など、こちらの世界とあちらの世界の権限分割に役立つように構成されているが、その張本人でさえもそれが良いのか悪いのか定まらないままに末法思想に混乱している。

宗教書と専門家の奥深くにある種の新しい女性概念という啓示を引き合いに出されて打撃を受ける現代宗教は、女性たちとの共存と言う世界に残された唯一の自然法則、そしてその自然法則が認識にとって最終審判を待つという終末論にとって体制を立て直す。

重要なのは、男女共存社会というこの自然法則を他の様々な理念、あるいは啓示というもう一つの概念に対して何が優遇するのかを、一体どのようにしてこの普遍性を私達社会に受け入れやすいものにするのかである。

自然真理と大いなる啓示という二つの宗教観念の信者にしては、その伝達の正しさが思い込みの問題の全てである限り、宗教闘争において個人の要素はそれ自体として意味が空虚で、全体に奉仕する為に自らが犠牲となるだけの理由としては確信が曖昧でしかない。

その為に、聖戦での犠牲は大いなるものの意思によるものだとする、そのご加護は敵から見ればご加護ではなくただの勘違いであるのだから、現代宗教の歴史とは勘違いの宗教史と記録されることになる。

創設者の構造する女性たちによる新秩序としての社会全体に要素が奉仕するということに疑念を差しはさむ余地はなく、あるのは現代人がそれをやるのか、やらないのかだけである。

世界の新しい国有の評価には、何よりもそれぞれ個人の女性の固有な価値が評価ということに他ならず、各国の事実が全体の悪習を変更できないとする暴力行為の保留を破棄できない国家にこそ問題があって女性たちに問題がある訳ではなく、むしろ犠牲者である。

それにもかかわらずに、現代宗教の先読みは、女性の統一と宗教の完結という約束の地に向けられた預言にいたるまで、支配関係の馬鹿げた細部化が進む過程では決して放棄されずに期待感も薄くなる。

矛盾する様々な社会現象を研究し尽くそうと思うなら、それを自らの足で踏査しなければならないように、こういった知識がなければ、暗い迷路を彷徨い歩くことになる。

男性思想に対する権威ある解釈との葛藤が始まる前に、女性たちは自然法則の理解とその普遍性の正しさを硬直化した博学の形而上学に真っ向から対立させて用いた死の恐怖からの解放による絶対思想の証明が現代人たちの誇りとなる。

現代宗教の魍魎とする方法論考に特有の歴史的役割が、この偽装鑑定には古典学的にも見て取れる。つまり古典を保持しては男性支配となるのは確定している。

男女共存社会は然るべき共同体の持つ哲学思想には、そこから始まる知性と認識する理知とが出会う基準、男性と女性とが出会う基準なのである。

この基準を満たしているかどうかが果たされるのか、というかむしろ疑わしいほどの現代社会であるが、時代が違えば現代人は恐らく火あぶりに合わされる事だろう。

世界の転換期に必要なものは女性たちと仲良くしようとする、たった一度の人生だから、どうせ、いずれは死ぬのだから、どうせ死ねなら女性たちと仲良くした方があの世で待っていてくれている先人たちの冥途の土産になるのである。