アメリカ生活日記→日本帰国後 日記

旦那、娘、息子と私の4人家族
アメリカ GA州 アトランタ近くの街での日記
→ 日本帰国 後 の日記

頑固!!!

2014年08月20日 | 子供


夜ご飯の最中に、息子が、お気に入りの電車で遊び出しました。
椅子を降りて、なかなか戻ってきません。
「ちゃんと椅子に座って食べて!」
と、何度言っても聞かない上に、そのうち、電車が思うように動かせないのかなんなのか、
ギャーギャーわめき出しました。
「そんなことしてないで、先に食べて!」
と私は言い、息子は、
「嫌だ~!」
とわめき、だんだん泣き叫びになっていきます。

「ご飯の最中に遊ぶのはおかしいでしょ!ちゃんと食べないなら、その電車捨てるよ!」
息子の、最近一番のお気に入りの電車です。これですんなり椅子に戻ってくると思いきや、
「いい」と息子。
「え?大好きな電車じゃないの?ちゃんと椅子に座って食べたら捨てないよ。ちゃんと食べよう」
「嫌だ」と息子。
(困ったな。あの電車、アメリカでは買えないしな…)と私は思いつつ、
「10数えて、椅子に座れなかったら、捨てるよ」
と猶予を与え、数を数え始めました。

娘が、「ほら。座ったら捨てられないよ。座って食べようよ」
と、息子を促してくれますが、全然効きません。

6ぐらいになっても一向に動こうとしない息子に、
私は、さらに数え方をゆっくりしつつ、「ほら、座ろうよ」などと挟みつつ、
でも結局10になってしまいました。
「10数えたよ。座らなかったら捨てるよ」
「いい」
(…げ。どうしようかな。本当に捨てるのはもったいないな…)と思いつつも、
しょうがないので、ゴミ箱に汚いものが入っていないのを確認して、
とりあえず電車をゴミ箱に入れました。

さて。どうしようもなくなったのは私の方です。
「そんなに簡単におもちゃ捨てるんだったら、もうおもちゃなんて買わないよ!
おじいちゃんもおばあちゃんも、買ってくれないよ!」
と、自分でもちょっとおかしいと思いつつ、なんだか言っている内容が変わります。

娘がすかさず、「○ちゃんは?(おばの名前)」と聞きます。
「○ちゃんにも、買わないように言っておく」

旦那が来て、「サンタさんも持ってきてくれなくなるよ」と追い打ちをかけても、
息子はガンとして動きません。

ただ、泣き方が激しくなり、あまりに激しいので息を吸えなくなってきて、
まるで今にも吐きそうになりながら泣き続け、
でも、椅子に戻るのは頑なに拒否し続けています。
私は、吐かないかな…と、そっちの方がちょっと心配になったりしていました。

こうなってしまった息子は、ちょっと頭を冷やさなければどうしようもないので、旦那が、
「パパと一緒に、ちょっと考えようか」
と言って、息子を別の部屋に連れて行きました。

しばらくして戻ってきて、
「じゃあ、ママに何て言うの?」
と旦那が聞くと、まだ少しヒックヒックしながらも、一生懸命頑張ってなんとか発した言葉が、
「いいよ」

…何がいいのか、さっぱり分かりません(^◇^;)
「え?」と、私が答えに詰まっていると、旦那が、
「ママに、”ごめんなさい”っていうんでしょ?」と促します。
でもそこで、「嫌だ!」と言って、また泣き始めたのです。

私は、必死で意固地になっている息子を呼んで、膝に抱きました。
嗚咽が止まらないのでしばらく背中を撫でてから言いました。

「電車、大好きなんでしょう?ゴミ箱から取っておいで」
私のその言葉を聞いて、娘がすかさずゴミ箱の方へ行き、
「ほら、ここにあるよ!」と、息子を促します。

まだヒックヒック泣きつつも、息子は私の膝を降りて、電車を取ります。
「ちゃんと、椅子に座って食べようね。ご飯の時は、電車、ここに置いておこうね」
と言うと、ようやく息子は素直に椅子に座りました。

はあ良かった…。

息子には、「捨てちゃうよ!」は効かないことがハッキリと分かりました。頑固です…(>_<)

「ママの言い方が悪かったね。”捨てちゃうよ”っていうのは、これからやめるね。
大丈夫。ちゃんとサンタさんくるよ。」
と、あとでフォローは入れておきましたがσ(^_^;)

日本でしか買えない電車を、本当に捨てることにならずに済んで一番ホッとしているのは、
実は私かもしれませんでしたヽ(´o`;