雨上がりの朝、車の窓を開けて走ると、湿った風が、(時速90キロなので)乱暴に顔に当たる。
少し肌寒いくらいの、水分を含んだ柔らかい空気に包まれると、心もその場にふんわり留まる。
日本から帰ってきて、子供達はまだ少し時差ぼけ。
娘はほとんど解消している感じだけれど、息子は今日も、朝の5時からご飯を食べていた。
「子供達が起きてくる前の一人時間」が取れないのは難点だけれど、
「早く食べなさい!」と言わなくても、
娘のスクールバスが来る8時までには流石に食べ終わるので、
イライラするストレスがなく、意外にも爽やかな朝を過ごせている。
さて、アメリカに帰った翌日からの学校。
娘は、1stグレード、いきなりスーパー楽しんでいる様子で、ハイテンション☆
キンダーと同じ建物で、ほとんどのことは慣れているため、
思う存分新しいクラスを満喫できているようです(^o^)
一方、息子は、日本に帰る直前に、急遽学校を変えて、新しい学校に。
初日から大泣き(T_T)
1年前にデイケアに行き始めた時、2ヶ月半毎朝泣き続けた悪夢が頭をよぎりました。
翌日も大泣きで、車から降ろすのも一苦労でしたが、
「始めてのところは大人だって緊張するし、行きたくなくてもいいよ。でも、行くよ。
ママが抱っこして行ってあげるからね」と、
大泣きの息子を半ば引き剥がすように抱っこして、教室に連れて行ったのでした。
教室の隣には、マジックミラーになっているためこちらの姿は見えないけれど、
こちらからは教室の様子を伺える、「observationルーム」というのがあるので、
二日目は、大泣きの息子を先生に託した後、その部屋から様子を見ていました。
すぐに泣き止みはしたものの、息子はただボーッと座っているだけで、腑抜けのような感じ。
15分ほど見ていましたが、動きが一切ないので、帰ってきました。
息子の場合はまだ義務教育じゃないため、選択肢がいくつもあります。
遠いけれど、日本人の幼稚園もある。
そもそも幼稚園に通わせない、という選択肢もある。
…という、「選べる状況」は、あの、腑抜けのような息子の姿を見た私を悩ませます。
選べないならしょうがないので、ある程度ドンと構えていられるのですが…。
でも、帰ってきた息子は、「楽しかった」と言ったり、
「トイレで2回もオシッコできた」と言ったりしているのです。
なので、「とりあえず、少なくとも1ヶ月は頑張って考えよう」と決め、
息子が大泣きしていても、私は頑張って明るくしていることにしました。
昨日の三日目。
相変わらず、家を出る前から「行きたくない」と言っていたものの、
泣かずに教室に入ることができました!
さらに今日も、朝家で「行きたくない」という息子に、私が、
「行きたくなくてもいいよ。でも、行くよ。泣いてたら、ママが抱っこして行くからね」
と言っていると、しばらく準備をしているうちに、息子は「行く」と言い出し、
今日も泣かずに行けたのです!
昨日までは、教室に入った後も、どうしていいかわからずにただ立ち尽くしていた息子が、
今日は、自分のお気に入りのおもちゃがあるのか、教室の奥の方にそそくさと行って、
observationルームからは見えませんでしたが、しゃがんで何かで遊んでいる様子でした。
1年前に2ヶ月半かかったことを思うと、すごい成長を感じます。
そういうわけで、冒頭に戻ります。
息子を送って行った帰りの車で感じる、柔らかい風の心地よかったこと(^○^)♪
ちなみに、写真の空は、車の屋根の窓を開けて撮ったものです(^_-)-☆
向きが分かりにくいけれど、下から見上げている感じです。