今年の年初めに、息子が突然「ラッパかサッカーを習いたい」と言い出し、
「ラッパを習う場所探すの大変だから、サッカーにしない?」
と聞くと、息子の返事がOKだったので、
サッカークラブに申し込みをしていました。
冬場は寒いからか、練習は3月から開始。
今日が初日でした♪
申し込んでしばらくは、「練習は土曜日にある」ということ以外は、
開始日も、練習時間も分からずに日が過ぎていましたが、
少し前に、3月5日から始まると知って以来、息子はカレンダーを見ながら、
「あと○日寝たらサッカー♪」
と、とても楽しみにしていました☆
昨日の夜も、
「今日は早く寝るんだ。だって明日サッカーだもん!」
と、やる気満々。
今朝も朝起きてからずっと、
「楽しみすぎて待てない」
と言っていました。
グラウンドについて、Tシャツとボールをもらい、
6~7人の生徒がコーチを囲んで練習が始まりました。
まずは、コーチの「走って!」という掛け声で、
生徒たちは思い思いに自分のボールを蹴りながら走り回り、
コーチが「止まって!」と言うと止まる練習をしていました。
最初は息子も一緒にやっていましたが、
「止まって!」の指示が、
ただ止まって足をボールに置くだけではなく、
「肘をボールにつけて止まる」とか、
「次は膝!」「次は胸!」とかいう指示になってくると、
英語がそこまで分かっていない息子は、一人いつまでも足をボールに置いていて、
コーチに「○○(息子の名前)!足じゃないよ!肘だよ、肘!」
と言われて慌てて周りを見ながら肘に変えたりしているうちに、
だんだん辛くなってきたようで、
泣きながらコートの外で見ていた私たちのところに走って出てきてしまいました。
結局、旦那がコートの隅っこで、息子と二人、
他のみんなとは違うけれど、もらったボールで蹴り合いをしながら、
練習時間の1時間をなんとか過ごしました。
あんなに楽しみにしていたのに、
そして、親バカながら、息子は結構サッカーが上手そうなのに、
見ていて胸が痛んでしまいました(T . T)
コートの外で一緒に見ていた、いまや英語がペラペラの娘に、
「○○(娘)はどうやって英語分かるようになっていったの?」と聞くと、
「分からない英語は日本語で説明してもらえたから、それで分かっていったんだよ」
と言う答え。
そうなんです。
娘が最初に英語を身につけたのは、
日本人の友達がたくさんいるクラスで、
日本人のアシスタントティーチャーもいる環境だったため、
英語で話されて分からないことは、日本語で説明を受けられました。
そうやって、ストレスの少ない状況で1年間、英語を無理なく吸収した娘は、
現地の幼稚園に入った時にはある程度英語が分かっている状態で、
友達ともある程度のコミュニケーションはとれ、
そこからグングン現場で英語を英語のまま身につけてきているのです。
息子は、いきなり英語だけの環境で、分からないことは分からないままか、
間違っているかもしれないけれど、勝手な想像だけで意味を理解しようとしているため、
学校での決まり切ったルーティーンの中の基本的な指示は分かるものの、
この歳になって複雑になってきた友達同士の会話も理解できず、
学校でも最近は随分辛い思いをしているようで、
朝、学校に送っていっても、なかなか私から離れられません。
娘が行っていた日本の学校に行かせるには、
娘のスクールバスの時間も考えると今でもかなり厳しい上、
8月から始まる次の学年になると、息子の学校の時間も決まってしまい、不可能になります。
次の学年になった時の席の確保のためにも、今の学校を変える訳にもいかず、
息子の英語に関しては、かなり心苦しい毎日を過ごしています。
ところで、今日のサッカーでは、
とても元気のいいコーチが息子にとってはちょっと怖かったようで、
幸か不幸か、今日のコーチは代理のコーチで、来週からは別のコーチが来るということで、
息子にとって怖くないコーチでありますようにと、祈るような気持ちです。
実際は全然怖くないんですけどね。
威勢のいい声のかけ方は、娘の習っているテニスのコーチに似ている気がしました(^ ^)
スポーツ系のコーチの話し方なのかな(^_-)-☆
せっかくサッカーが好きで、自分からやりたいと言い出したことなので、
ぜひ楽しませてあげたいなあ、と思いながら、ちょっと重い胸を抱えて帰ってきたのでした。