息子の学校には、「Messy Room」という部屋があります。
ベチョベチョ、ドロドロになるアクティビティをする部屋です。
今朝息子を教室まで送って行くと、
数人の生徒と一人の先生がMessy Roomで何やらしていました。
(クラスには、ヘルパーの先生も入れると、たいてい二~三人の先生がいます。)
いつもこの時間は教室での「朝ごはん」の時間で、
娘と一緒に起きて朝ごはんも家で食べて行く息子は、
たいてい、フルーツをちょっとつまむだけだったりします。
アメリカの学校では、生徒が自分で「もう終わり」と思ったら捨てればいいだけなので、
日本のように「最後まで食べなければ怒られる、遊べない」などということは一切ありません。
なので、娘も息子も学校のランチをあまり食べませんが、
そのことで私が気にすることは何もありません。
機嫌良く捨てて、みんなと一緒に遊べます。
ちょっと気になると言えば、「お腹空くだろうなあ~」ということくらいです。
日本の学校の給食になったら、大丈夫かな…。
私の子供の頃とは変わっているのでしょうか。
当時は、クラスで食べるのが遅い子は、掃除の時間も一人でポツンと、
みんながほうきで掃いている埃だらけの教室で、泣きながら食べていました。
そんな我が子の姿、想像したくありません…(>_<)
…と、話が脱線しました。
そうです。今朝息子は、教室に入ると、Messy Roomで何やらみんながやっているのを見て、
もう一人の先生が息子のために朝ご飯をテーブルに用意してくれたのには目もくれず、
Messy Roomへ一直線でした。
この学校には、マジックミラーの部屋があります。
その部屋に入ると、こちらからは教室の様子が見えるけれど、子供達からは私が見えません。
息子を送って行ったあと、今朝はその部屋に入って、Messy Roomの様子を少し見てみました。
先生が、子供達の足の裏に絵の具をベタベタ塗り、その足で、大きな紙の上を歩くのです。
「わあ!レインボウだねえ!」と先生が言っていました。
家ではこういうことは、「させてあげたいなあ」と少しは思いつつも、
家の中が必ず汚れるし、後始末が大変なのでさせていません。
たまに、似たようなことを子供達だけでしていますが、
あまりに部屋が汚くなっていると、
(ああ、私って、なんて心が小さいんだろう!)と思いつつも、
ついブツブツ文句を言ってしまいます。
なので、学校でこういうことをしてくれるのは、とてもありがたいです。
私が見ているとは知らない息子に、
「思う存分ベタベタしておいで~!」と思いながら、マジックミラーの部屋を後にしました。