大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

田圃は命の源

2010-07-16 16:22:32 | ノングルテン~米粉のパン・麺・おやつ
11日から12日まで、山形県の庄内地方へ出張していました。

そして、そこで衝撃的な田圃を目の当たりにし、人間の素晴らしさに

感動をしました。

無肥料・無農薬の田圃です。

自然の循環を徹底的に受け入れて、自然界があるべき姿に戻した

田圃は、稲と稲の間にびっしりと雑草が生えていました。

いいえ・・・雑草と言う名の植物はありません。

それぞれが名前を持ち、それぞれの役目を持ってここに生きているのです。

中には、絶滅種に指定されたものまでこの田圃では存在していました。


稲作は弥生時代から始まりました。

当然、農薬や除草剤や化学肥料などあるはずもなく、それでも脈々と

田圃は田圃のまま、米を作ってきたのです。


いつしか、文明とともに化学肥料や農薬で自然界との生存競争を繰り広げて

きたのでしょう。


でも、この田圃に出逢って本当の「食」の意味をもう一度考えてみたいと思

いました。

ここまでたどり着くのに、約30年かかったとおっしゃった言葉の奥に、どれだけの

苦悩があったことかと想像するにはあまりにもたやすく、そして信じる道を貫かれた

勇気と忍耐力にも心から尊敬の念を抱きました。

そして、ご本人もさることながら・・・・

支えてこられた奥様の心中を思えば、ただひたすら頭が下がります。


今、10年先30年先50年先・・・100年先の、日本の未来を考える政治家が

果たしているのでしょうか・・・?

私は、この田圃に出逢って100年先の日本の食に希望が持てました。

だから・・・


『新たな米の食文化』



を、伝えなければいけないと・・・更なる想いを強くして帰ってきました。



出会いの連鎖が、必ずいつか・・・・


そう、信じています。



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