今日は一件面接が入っておりましたので、オフィスに出てきました。
お昼、目当てにして足を運んだお店が閉まっていたので、仕方がなく近場のファーストフード店に入り、一人壁際に座りバーガーを頬張っていると、4人組のご婦人達がガヤガヤと音を立てながら入ってきて、私の目の前の4人がけの席を占領しました。皆さん、手にテキストやコピーを沢山抱えています。
はっはあんーん。一人妙に合点が行きました(笑)。多分保険のセールスだろうと。シンガポールでは保険の勧誘をファーストフード店やコーヒー店でやっているのをよく見かけます。また試験時期になると、学生さんたちがちょっとした飲みものを注文して、長時間大勢で席を占領している風景もよく見ます。えっ!?と思うのは、お店の電源を勝手に使ってパソコンを利用している人たちです。日本だったら犯罪じゃあなかったでしたっけ?(笑)
さて、そのご婦人達ですが、どうも保険系ではないようです。どやどやと座ったと思ったらパラパラとテキストやコピーをめくりだし、皆さん一斉にそれを読み出しました。で、そっ、それは、なっ、なんと、「日本語」でした!!(笑)
目の前にいるネイティブ日本人に全く気付かず(悲)、その4人のご夫人達はリーダーに合わせてテキストを読んでいます。
「ワタシ ハ、サ・カ・ナ」(私は“魚”?)プッ、思わず笑ってしまいそうでした。(いかんいかん、皆さん真剣なのだ。日本語を勉強してくれるなんて、日本人としてとても嬉しいぢゃあないか。)でも、多分、「私は田中です。」だろう。
「オナラガタカイ」(えっ!?オナラが高いって???)多分「おなかが痛い」、でしょう。この変は愛嬌として許せます(笑)。でも笑っちゃってごめんなさいっ!
話が思いっきりそれそうなので、このご婦人達の話はやめましょう(笑)。今日の話はそういうことではなくて、私は単に「シンガポール人はどこでも勉強をするとても熱心な人たちですよ。」と言いたかった訳です(笑)。以前空港へ知人を見送りに行った際、見送りラウンジのところに行って飛行機が飛び立つをの見ようと、その場所に行ったら、そこには大量の学生がソファーや地べたに座りこみテキストを広げ勉強しておりました(笑)。試験前だったのでしょう。エアコンもしっかり効いています。とても感心させられました(笑)。一点、これは頂けないと思ったのは、どうもその場所に2、3日は「住んで」いるだろうお前、という学生さんがいたことです(笑)。空港内に住んではいけません。
話はまた飛躍しますが、私が小学生の頃、修学旅行というものがありました。バスや電車に乗って皆で遠出するのです。頭の悪い小学生だった私は、修学旅行とはてっきり「遊び」だと思っていたのですが、バスに乗ったとたん騒ぎ出した生徒を一喝した先生は、こう言われました。「皆さん、修学旅行は遊びに行くのではありませんっ!修学旅行は“動く教室”なのですっ!」教室が動いている。 動くバス、そのバスの中が皆さんの学び屋なのだ、と先生は仰ったのです。
そんな大昔の出来事を、今日日本語を勉強していたご婦人達は思い出させてくれました。どこでもやる気さえあれば出来るのです。ましてや今はモーバイルの時代です。仕事も勉強も、ホント、やる気さえあればどこでも出来るようになりました。そんな時代に生かして頂いていることに感謝して今週の締めくくりと致します(笑)。
では皆さん良い週末を!