『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

ハンター・プロファイル

2008年03月17日 | 

 「ハンター・プロファイル」
 外資系、特に米系のお客さんのところに「セールス人材」のヒアリングに行って、その求める人材の素質としてこの言葉を聞かないことはまずありません。

 では「ハンター・プロファイル」な人材とは?

 つまり自ら“直ぐにモノになる”ターゲット(顧客)を見極め、商機を逃さず“クローズ”することができるセールス・マンです。まさしく獲物を求めて狩をするハンターです。お金の匂いを嗅ぐセンスが求められます。

 一方、その対照となる言葉として「ファーマー・プロファイル」があります。こちらは我々日本人にはとてもなじみ易い農耕型のセールス(セールスマン)で、種を蒔き、水をやって時期を待ち、やがて収穫するといったファーマーです。

 でもこれって、どちらかが勝っていて、どちらかが劣っているというのでは無いと思います。ハンターであっても獲物がいなくなってしまったら旅から旅を続けなくてはいけませんし、いつまでも若くありませんから、いつかは狩が出来なくなる日が必ず来ます。ファーマーの場合は、一所懸命頑張っても常に天候に左右され収穫がゼロの時だってあると思います。

 要は二つのプロファイルのコンビネーションが結構大切かと思います。獲物とも天候とも共に上手に付き合うのが大事かと。以前も書きましたが“共生こそが王道”なのではと思っています。

 それにしても「ハンター・プロファイルなセールスマンを求む!」的な求人案件に応募してきてくれる日本人の方は少ないですねぇ(笑)。日本には沢山いらっしゃると思いますが、そのような方々はシンガポールには興味がないのでしょうか。

 今、以前このブログに登場してもらったスティーブのところでハンター・プロファイルな日本人セールスマンを求めています。が、なかなか見つかりません(泣)。地元のシンガポール人、それに韓国人は採用して頂いておりますが、日本人でオファーがでた方、採用まで至った方はまだおりません。やはり我々には“ハンター”って合わないのでしょうか?(笑)。


 写真は、今うちの家に居候している小さなハンターです。昨日は彼女の武器である爪を思いっきり切ってやりました(笑)。日本人家庭ですから、「和」を乱すものはメムバーにはなれないのです(笑)。




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