『うちは品川にソニーという研究所がある』
松下幸之助
先週の記事「英語でタンカのきれる日本人を求む」からの連想で、松下幸之助翁の言葉を思い出しました。
当時世間からは「マネシタ」などと陰口を言われていても、上記の言葉を社員の皆さんの前でも仰っていたそうですから、もうそこまでくると流石は経営の神様となります。こうしたことも幸之助翁のひとつの商法だったのだと思います。
誰かの真似、または何かの真似をしたということ確かに聞こえはよくないかもしれませんが、一所懸命努力してそれを真似て、そして改良・改善していくというのは、実は周りを見渡すと沢山あります。製品だったり、ビジネスモデルだったり、または人生だったり。
一方、読者諸氏から誤解してもらっては困ることは、これは「海賊版」や「コピー」などと言った泥棒行為を認めたり奨励したりしているのではないと言うことです。
切磋琢磨できるもの、見習うべきお手本となるものは以外に身近なところにあります。今週はこれをテーマに一週間過ごしたいと思います。
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松下幸之助:きみならできる、必ずできる (ミネルヴァ日本評伝選) |
米倉誠一郎 | |
ミネルヴァ書房 |