「人間とはすなわちいろいろな習慣のかたまりである。」
ジョン・トッド
先週ご紹介した本からの一節、著者であるジョン・トッドの言葉です。 “人となりというのは、その人の身につけているもろもろの「習慣」のことであると言えるかもしれない。「人間とはすなわちいろいろな習慣のかたまりである。」と言っても、当たらずといえども遠からずである。(P44)”
現在ここに存在する自分。この自分の長所も短所も、性格も体格もすべて、昨日今日備わった訳ではありません。これまで生きてきた何十年という歳月を経て身に付いてきたものばかりです。言わば、その時点その時点で考えたことや選択したことの結果です。
自己啓発や成功哲学に関する本を読むと必ずと言っていいほど出てくる言葉、またはそれに似たような内容があります。
「なりたい自分になれる」
と、すると、少々考えは飛躍しますが、人間はこれまでの習慣のかたまりだとすると、そしてそれは、それぞれが考えたこと選択したことの結果であるとすると、実は我々は皆「なりたい自分になっている」のではと思います。結構恐ろしいです(笑)。
でも、これはまた、ポジティブに考えると、自分のこれからの人生や未来も自分の手にゆだねられている、自分の手で変えられる、ということになります。
今週も明るく過ごしましょう。