第67回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞受賞。
前を向く、希望を持つ。
どんなにシビアな現実でも、歯を食いしばってこれができるか。
なんとか泣かずに笑おうとできるか。
前を向き立ち上がろうとする人間をじっくりと見守り、丁寧に描いている作品。
年齢の話をするのはあれだけど、25歳でこの作品を作ったグザヴィエ・ドラン監督、やはりただならぬものを感じます。
戦う母親の底力を、母親役のアンヌ・ドルバルが激しく愛しく表現していて圧巻。
後半、すべてをこらえて前を向こうと踏ん張るシーンはほんとに目が離せませんでした。
心に傷を負い言葉がうまく話せない、お隣の奥さん役のスザンヌ・クレマンも、繊細で切なくて素敵。
ADHDでピュアすぎる息子の横顔もとても美しかった~。
すべての会話、空気が素晴らしかったです。
あぁ、戦う女、演りたい~。
いや、演るぞ!
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