アクティングトレーニングの日。
今日は舞台後初めてのトレーニングという事で、
5年ほど前より課題にしてきたモノローグ(独白)に
久しぶりに挑戦しました。
5年?!長っ!と思うでしょ?
海外では、俳優がオーディションや自己PRのために
何種類かのモノローグを準備しています。
しかも何年もかけて一つのモノローグや役作りを仕上げる、
というのはよくある事だそうです。
確かに、、、、自分も含めて、
人間はそんなに簡単じゃない。
その役自身として疑いなく生きるには、
それなりの準備が必要なのは当たり前。
さっと理解してパッとやれちゃう能力も時には必要ですが、
長い時間をかけて一つの役をじっくり取り組む事は、
結果的に役者としての自分とも向き合う事になる、
とても意義のあるトレーニングだと感じています。
きっと大好きなメリル・ストリープもやっていたはず(≧∇≦)
さて苦節5年、ずーっとずーっと課題にしてきたある役のモノローグ。
私のポテンシャルを信じて、課題として与えてくれたシーラ。
役をやり切るためには、自分の中に潜在する乗り越えるべき壁があり、
その戦いに苦戦してきました。
何度やっても、なんとなく言葉に気持ち悪さがあり、納得のいかない日々。
自分をさらけ出してぶつかっては、自分に敗北してきました。←もうすでに訳わからない文章(笑)
そして今日のチャレンジ。
なんと!
疑いなく腹から出た言葉で紡ぐことができました。
静かだけど、役の人間の熱と力が乗っていました。
あれ?全部繋がってる!!
終わってシーラの柔らかな笑顔を見た時、
何とも言えない嬉しさと、
この5年の山を共に乗り越えた感慨が
どーっと押し寄せてきました。
舞台を乗り越えて、いつの間にか進化していたんですね。
あー、ほんと諦めなくてよかった
諦めなくてよかった。
結城さなえ、新しい章が始まった日でした。
写真は終わった後食べたクラブハウスサンド。美味かった!