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事務所の先輩、半海さんの演出、出演の公演を観てきました。
音信不通だった父親の突然の訃報。
遺骨を引き取った日から、なぜか娘の家には父の幽霊が住み着いて、、、。
父に対するかたくなな気持ちが、父と対立しながらも会話するうちに
徐々に変化をもたらす。
現代の現実を生き、誇りや希望をすり減らしている娘に、
過酷な生活で差別を受けながらも、
仲間と誇りを持って労組闘争時代から生きてきた父親が励ます会話では、
時代錯誤を感じながらも圧倒的な真実を突きつけられて激しく葛藤する娘の心情が溢れるように伝わってきました。
言い訳しているのは、
諦めているのは、
行動しないのは、
自分を苦しめているのは、、
結局自分ではないか。
そんな心の声が聞こえるようなストーリー。
最後に娘は目に輝きを取り戻し、、、、
そして、父は逝く。。。
父を葬る、と言う意味が最後に頷けるお芝居でした。
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