『どこでも、どこにも、 舩戸彩子 』展は
昨日最終日でした。
会期中、暑い中お越しくださった皆様、
ありがとうございました。
台風の為中止にしたアーティストトークでしたが
急遽短い時間ですが開催することにしました。
SNSを見て集まって頂きました皆様にも重ねて
お礼申し上げます。ありがとうございました。
昨日のアーティストトーク
私は制作において、いくつかの類型イメージをもつモチーフを、レイヤー的に重ね合わせたり、並列させたりといった過程を踏みます。それはモチーフがもつイメージを平均化するような、単純化させていくような作業とも言えます。そうして、目の前に見えていたはずのイメージが次第にただの色や形のパターンへと変化していく中に、ふと妙な生々しさが顔を出すのを待っています。今回は、看板や捨てられた雑誌をモチーフに制作、展示を行います。2つのモチーフに共通してあげられることは、野外という場所で見かけるということです。例えばどこかの民家の壁面であったり、ガードレール下のアスファルトの上であったり。それらのモチーフがある場所を思い浮かべるとき、ありそうだと感じる場所や、かつてあった場所を思い出す中で現れてきます。しかし思い浮かんだ場所は、どこか共通しているようで共有できない曖昧さを含んでいます。それは、どこでもあると同時にどこにもない場所なのではないでしょうか。
舩戸彩子
参加していただいた皆さんと、作品についての
活発な意見交換をしました。
様々な質問や感想が飛び交い、世代の違いで捉え
方がかなり違う印象を持ちました。
ちょうど、あいちトリエンナーレの『表現の不自由
展 その後 』の問題が起こり、興味深い意見も聞く
ことができて楽しい時間でした。
ギャラリーはしばらく夏季休暇に入ります。
次回は9月10日から、『伊藤学美 銅版画展』を
開催する予定です。
Gallery noivoi
いつもありがとうございます!
ほんとにちょっと怪しかったですね。
トークでは若い世代と中高年世代で見かたが違うので面白かったです。これからも舩戸さんの活動の応援お願いします(^。^)