展覧会が始まっています。
envelope
吉田葵 Aoi yoshida
近年、コロナ禍での生活や子育てをするようになり自宅で過ごす時間が増え、人との関わり、距離感をより考えるようになりました。
人と会うことが容易でなくなった為、手紙や贈り物の交換も増えました。
手紙にはメールやSNSのような即効性や利便性はありません。
気持ちを書き綴る、封筒に入れる、切手を貼る、ポストへ出す、手間と時間を経て相手へ想いを届ける手段です。
手紙を書くことと、四角い枠の中に絵を描くことが重なりました。
envelopeという展覧会や作品のタイトルにした単語の意味は封筒、包むもの、覆い、膜、などの意味があります。
手紙の封筒を開ける瞬間。
プレゼントのリボンをほどく瞬間。
その時流れる緊張感や高揚感を描きました。
私の絵には具体的な言葉やプレゼントはありませんが、封筒や包み紙のような役割を持たせながら描き続けたいと思います。
吉田葵
会期など詳細はHPをご覧下さい。
皆さんのお越しをお待ちしております。