ぶうけがるに

gallery展覧会のご案内と日常のできごとを綴っています
www.noivoi.com

7月展のお知らせ

2020-06-29 10:03:12 | 日記
ギャラリーは只今休廊中です。

【 次回の展覧会のお知らせ 】


『 描いて 育てる 】
近藤夕琴 Kondo Yuko





愛犬が歳をとって歩けなくなり、近所にある緑地公園へ散歩に行く機会が減った。
モチーフとしていた押し寄せるような緑の群集との距離が不意に遠のいたのだが、
そうするとキャンバスと絵具と私自身の距離が近くなり、世界がぎゅっと狭まった。
油画ならではの物質性を頼りに絵具を置く、削るを繰り返し、ゼロにはならず作業の分だけプラスになる。
キャンバスに刻まれた出来事や時間に寄り添い、その矩形の中で育つ群集を(粒の大小で現れる遠近感を拒否したり利用したりしつつ)描いている。

近藤夕琴


ギャラリーノイボイ では、近藤さんが美術大学院生時代から注目している作家で、真摯に植物を描いています。
今展で3回目の個展です。
会期中は感染予防に努めながら開催いたしますが、無理のないようお越し下さい。


会期: 
7/7 - 7/19     7/13close
11:00 - 18:00

Gallery noivoi
名古屋市天白区弥生が岡107-1
052-836-2058
mail@noivoi.com 

       




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駅ピアノ、空港ピアノ・・

2020-06-16 16:54:00 | 日記
『ハレルヤ』という曲を初めて知ったのはBSNHKの「駅ピアノ」という番組でした。

空港ピアノや街角ピアノというのもあります。
その特番をやっていました。
世界中の駅や空港にピアノが置いてあって誰でも気軽に弾くことができます。
 NHKがピアノに定点カメラを設置して、弾く人の演奏の様子を伝える番組。


ロサンゼルスの駅ピアノ。
この方もハレルヤを弾いていました。
ハレルヤは賛美歌のようです。
とてもいい曲・・





ある人が駅ピアノで弾いている「ハレルヤ」に、導かれるようにどんどん人が集まり、そのうち大合唱になったのです。
どこの国だったのかもう覚えていませんが
それはそれは感動ものでした。
それからこの番組に関心を持ち、毎回ではありませんが見ています。




このように、ポツンと駅構内にピアノが置いてあるようです。
今から電車に乗ろうとしているワンちゃん連れの男性が、ふらっとピアノを弾く光景って、あり得ません😆
ちょっとカメラの存在を意識しているかもしれませんが。







男の子が弾いていると、おじさんがセッションしてきた!






この方々はプロのようでした。
ギャラ無しで演奏?





この方、駅ピアノで人生が変わったとか。





丸刈りの男子、素晴らしいショパン❗️





確か、90越えのお爺ちゃん😊





その街に住む人だったり、たまたま訪れた観光客だったり、ピアノが趣味という人、音大生やプロも登場します。
ピアノのイスに座るとすぐ演奏が始まり、まわりの人たちは静かに聴いていたりスマホで撮影したり・・
集まる人々の反応に、それぞれのお国柄が強く感じられます。


そして最後にはカメラに向かって、音楽と自分の人生を表現豊かに語り始めます。
ほんとうに楽しそうに・・


自分の生きたい人生は、自分で作ることができるということを教えてくれます。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨入りで思い出す写真展

2020-06-12 10:55:00 | 日記
東海地方も梅雨に入り湿度がかなり高い。
ジメジメとした重い空気は、一昨年の夏を思い出します。

何かで知った愛知県出身(1942年生まれ)の作家の展覧会を観たいと思い立ち、東京に向かいました。


東京都写真美術館にて




今日の日経新聞に杉浦邦恵氏の記事を見つけて・・






1979年制作の作品で、右が写真、左はキャンバスがくっついています。

実験的な作品を意欲的に手がけてきた作家である、と書いています。
斬新な構成で驚きましたが、私はこういう質感が好きなんだなと美術館で感じたことを記憶しています。


とても気に入ったので作品集を購入しました。





確か台風が通過した次の日で、恵比寿駅に到着したときは、湿度100%かと思うほどのドッシリとした空気感・・私は疲れきってしまいました。
まだこれから行きたい所もありましたが、どうしてもこの作品集を手に入れたくて買うことにしました。
都内を移動するには荷物になるのに。


なんとかその後の用事を済ませ、もう一歩たりとも歩けない状態でしたので、夕飯は宿泊ホテルの近くのコンビニでお弁当を買って客室で食べることにしました。

さて、食べようとしたらお弁当に箸がついていません?えーーー‼️
少なくとも名古屋のコンビニでは食べ物を買うと必ず『お箸は付けますか?』と聞いてくれます。
東京のコンビニは聞いてくれないの?
軽くパニックになりました。
すでに室外に出る気力もなく、なんとか化粧ポーチに一本の爪楊枝を見つけ、おかずだけ楊枝で食べました。。。


こんな重くて苦い経験が脳裏に焼き付いている杉浦邦恵写真展でした。。。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありがとうサザン😊

2020-06-10 13:39:00 | 日記
先週、TVで無料サザン三昧〜
ありがとう😊桑田さん❗️



















若き日を思い出します・・
会社員時代の“お疲れカラオケ”は、いつもサザンで始まり、サザンで終わる〜






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ木版画なのか?

2020-06-06 16:11:00 | 日記
湯浅克俊展はいよいよ明日までとなりました。
4月初旬に作品を受け取ってから2か
月くらい展示作品を見つめてきました。
こんなことは過去にありません。



「Quardrichromic /4色印刷」
撮影場所/飯田橋(東京)
水性木版画、4版4色刷り、
水性顔料インク、和紙
91×180cm/2018年制作






『・・・・
それから3年後の2017年秋、再び横浜美術館の学芸員さんから連絡を頂きました。2018 年にモネ とモネ に影響、触発されたアーティストの展覧会を横浜美術館と名古屋市美術 館で行うので参加してくれないかと言うものでした。版画で、それも木版画でモネ との関 連があるのか初めは分かりませんでしたが、学芸員さん曰く、私の4色分解 (CMYK)のカ ラー木版画がモネ の筆触分割というなるだけ絵の具を混ぜ合わせず、原色に近い絵の具の タッチをキャンバスにのせて行くことで画面全体に明度と輝きを保つことができる手法に 近いとのことでした。また、色に対する探究心、水面のモチーフが多いことも選んでくれ たポイントだったようです。私は2008年から2009年にパリのシテデザールで滞在してい る間にジヴェルニーのモネ のアトリエを訪ねたことがありました。もちろんモネ が愛し た睡蓮の池も見て、写真もたくさん撮りました。その後、その時に撮影した写真を元に 「光の庭」を制作しました。学芸員さんからはこの作品の展示をお願いされました。他に もいくつかカラーの作品をと言われたのですが、私はまた頼まれてもいないのに新作を作 りますと提案しました。モネ へのオマージュ作品として4色分解の新作を制作する。これ また時間はあまりありません。締め切りまで3ヶ月ほどです。まずは題材となるイメージ 探しです。私なりの愛する庭を表現したいが、私の庭には池がありません。そこで電車か らよく目にしていた東京の飯田橋、市ヶ谷あたりの外濠の水風景が私にとって季節を感じ る池の代わりなのではないかと思い立ちました。春には桜が咲き、夏は新緑、秋は紅葉、 それぞれの色が水面に映ります。水面が四季を映し、東京を表現しています。外堀を様々 な場所から撮影し、最終的に飯田橋駅のプラットホームの端から撮影したボート置き場の 何気ない風景を作品にすることにしました。そこからは学習塾やレンタカーの看板や自転 車に乗る人、乗用車、そして紅葉した木々が見えます。東京の日常です。水面は少し手を 加えて抽象的に表すことにしました。現実と抽象世界は同じ線で結ばれているように。異 なるように見えるものも、ようく観察すれば同じ構成物で出来ているように。そして色は 4色のみ。最小限の色数で全ての色を再現する試みです。水性木版画サイズが大きくなれ ばなるほど、技術的に難しくなります。和紙や板木は摺りの工程の間、常に湿度を保たな ければいけません。和紙や板木が乾くとうまくすることが出来ません。だからと言って急 ぐこともできません。きちんと手順通りに正確に摺ることが大切です。結局この作品もな かなか困難な挑戦となりました。しかし抽象と具象世界が繋がった意欲的な作品が出来上 がったと思っています。モネ の展覧会はまず名古屋市美術館で始まりました。私は光の 庭、飯田橋の外濠の他にRGBという特注のライトボックスに額装した作品2点も展示しました。光と色を探求し続けたモネへのオマージュです。』


これは、2018年名古屋市美術館の『モネ それからの100年』展に参加した経緯をインタビューしたときの文章です。作家に承諾を得てここに掲載しました。
実は前半があるのですが、きっかけとなった2014年横浜美術館での参加に至る経緯が書かれています。この場では割愛しました。すごく興味深くて面白いのですが。

追記: (こちらは彼の作品集にある文章)
興味のある方は読んで下さい。





私は名古屋市美術館でこの作品に出会い魅了され、湯浅氏とはその後偶然出会うことになりました。
ぜひ彼の作品をみなさんに観て頂きたいとの思いで企画しました。
コロナ禍という時に重なってしまってほんとうに残念でしたが、お越しいただいた方々には心からお礼申し上げます。


展覧会終了後は、ギャラリーのHPの
「過去の展覧会」で展示作品を掲載しますのでご覧ください。


「湯浅克俊 個展 
世界を旅する木版画』展、明日まで。
13:00 - 16:00

お問い合わせ 
052-836-2058
mail@noivoi.com 
Facebook
Instagram





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする