一人、静かな朝。
(最近新聞読んでる?とつれあいに指摘され悶々としていた)
新聞を読んだ、というより見た。
何にも頭に残らない。
日経だからか、いや、
今までなら何らか興味ある記事を探すのが私だったはずなのに・・
目が止まったページがあった。
ほとんど文字がないページ、
ACジャパンの広告だった。
文字が少ないので読んでみた。
認知症の高齢者のことだった。
(読めたら読んでみて下さい)
私の母がこの春、老人ホームに入居し、対応に苦慮しています。
少し前、ホームでコロナのクラスターが起こり今でも面会が制限されています。
母も感染し微熱だけでしたが少し怖かったのでしょうか、身体のあちこちが痛いとか、痒いとか、実際に足が腫れてきたりして次々に身体の変化を訴えてきます。
もうすぐ93歳なので、当たり前と言えば当たり前なのです。
老いることを受け入れられず、恐らく閉鎖された施設の中に入れられてこのままでは自分はここで最期を迎えるのだと不安なのでしょう。
この広告は、ドイツの施設で実際にあったことだと書いています。
「バスの来ないバス停」の意味は今の私を惑わせます。
認知症になる可能性は誰にでもあり、老人ホームの必要性はどんどん高まります。
今お世話になっているホームでは、スタッフの皆さんに大変よくしてもらい、入居する前より母の為になっているはずですが、私の心はずっしりと重く、他に方法はないのだと自分に言いかせるしかありません。
ACジャパンの広告は、普通に生きることが罪なのだと脅かされているように感じるのは、不器用な私だけ?