開催中の展覧会
『 泡沫水族館 八七ツユキ 影青画展』
青い世界に生きる者らの姿と
その生態をのぞき見る、
うたかたの五日間
淡い青色の濃淡のみで描かれるこれらはすべて、やきものである。
「影青」と書いて「いんちん」と読む。
その昔、中国の宋の時代にひろく流行した青白磁の一種で、この淡い青色は釉薬(表面のガラス質の部分)にほんのわずかに含まれる鉄分から生まれる色である。
色の濃淡のちがいは、釉薬の厚みのみのちがいによるもの。
素地を深く彫ればそこに釉薬が溜まり、溜まった部分は濃い青色に、反対に素地が盛り上がっていれば釉薬は薄くしかのらず、素地の白色ほぼそのままかきわめて白に近い淡い青色になる。
器や道具などの用途のあるものによく使われるこの影青の技法を『見て楽しむもの』にできればと考えたのがこの『影青画』である。
八七ツユキ
展覧会は日曜日まで。
12:00 - 18:00
(最終日は17:00まで)
詳しくはHPをご覧下さい。