私にはもう一箇所、どうしても行きたかった場所がありました
もちろん、彼も
昨年おとずれた時はもうその姿を見れず、また来ようと思った場所
展望台での式典を終え、ランチをすませた後向かったのは・・・

沼原湿原
昨年はなかった「猿に注意」の看板が
時期はぴったり
今回は以前とは逆コースからのスタート
歩き初めてすぐ『ノハナショウブ』と『ニッコウキスゲ』の姿が見れました
私達、景色を楽しむというわけではなく、ただひたすら下を見て歩いていました
自生する姿を見たことがなかったから・・・
誰かに聞けばすぐに見つけられてかも知れない。
けれど私達は、どうしても自分達で見つけたかったんです
たまたまその場にしゃがみこみ、2人でじぃーと目をこらしていると
「いたー

」
彼の指差す先に、いました
その姿はとても小さく、ひっそりと
その名は『モウセンゴケ』
モウセンゴケとは、食虫植物で・・・
今や『マジカルプランツ』というお洒落な呼び名の植物です

(この名をつけたのは、食虫植物マニア・園芸ライターの木谷 美咲さん)
美咲さん曰く、これらの食虫植物には「虫」という言葉が入っていて、それだけで悪印象を持つ人が少なくないから。それだけで、グロテスクというイメージを持たれてしまうことが多いから、とのこと。
私は思います
こんなに綺麗で可愛い、と
小さな姿を写真におさめたくて、彼とありえない格好での激写です
Myカメラ、最大限のズーム

もっともっと近くで見たぁーい
その可愛い姿を正面からも
とにかく必死で撮りました
このモウセンゴケは、葉から出た丸い粒、線毛の粘液で虫を貼り付け、捕まえた後は消化液を分泌し、消化・吸収するんです
ちなみに、モウセンゴケは和名で、正式にはロトゥンディフォリアと言います。
別の場所で、全体の姿も見れました
ぷちぷちが出る前の赤ちゃん
「元気に育ってね

」
そんな想いで、いつまでも眺めていました

どのくらい時間が経ったでしょう
笑っちゃうくらい、その場にいたでしょうね
残り半分のコースもゆっくりと歩いたけれど・・・
やっぱり気になるモウセンゴケ
これは『アカバナシモチケソウ』
淡いピンク色がとってもキュート
アザミじゃないよ

『タムラソウ』だよ
案内にあった『コバイケイソウ』は、葉だけでお花は見れませんでした
白くてふわふわした、このお花の名前は分からず
まだまだ勉強が必要ですね

時より霧雨が降り、気温は低かったけれど・・・
私達、テンションMAX

いや、彼の方がMAXを超えていたかも
「もっと歩きたい



」
そんな感じだったので、歩いていないコースを歩き・・結局あの場所へ
私はそんな彼の姿が凄く嬉しかった
こんなにハマッてくれるとは思ってなかったので


同じ時間を楽しみ、何より共感し合えるっていいですよね
別れを惜しむかのようにその場を後にし、木々は静かに見送ってくれました
実は私、自宅にて食虫植物を育てているんです
『ムシトリスミレ』
育て方が悪かったせいか、紫色の小さなお花を見ることなく・・・枯れました
『ウサギゴケ』
お花の形がウサギさんに見えるでしょ?
そして、これはあの沼原に自生しているモウセンゴケに似た『スパトゥラータ』(和名コモウセンゴケ)
ちゃんと、ぷちぷちもあるよ
上記の3種、今はもういません
無知のまま育ててしまった結果ですね。。。
そして今、新たな仲間を育てています
土を調べ、環境を整え、愛情も注ぎ、大事に大事に
手前は『ミミカキグサ』
後ろ2つはモウセンゴケと書いてありますが・・・
『ドラセラ・インディカ』(和名 ナガバノイシモチソウ)
手前『ネペテンス』(ウツボカズラと言えば聞いたことあるかな?)
左 『ムシトリスミレ』
右 『サラセニア』
今日も元気に虫を捕まえてるよ