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あまちゃん第130話 アキちゃん最高の演技!鈴鹿さんのアドリブ

2016-03-10 19:59:53 | あまちゃん放送中
春子が北三陸から帰ってきた日は潮騒のメモリー撮影最終日でした。
クライマックスの場面を演じるアキちゃんと鈴鹿さん。

「あの男と一緒に行くのか」と鈴鹿さん。
アキちゃん首を振り「オラ1人で生きていく。母ちゃんのようにつええ女になる」と答えます。
「そうか」とアキちゃんの腕をさすりながら苦しそうな様子の鈴鹿さん。
「母ちゃん。親孝行できなくてごめんなさい」と謝るアキちゃん。

しばしの沈黙のあと「ちょっと…待てや」と立ち上がる鈴鹿さん。
これは鈴鹿さんのアドリブでした。困惑する表情を浮かべるアキちゃん。続けろと呟く太巻。

ミズタクも「芝居続けろアキちゃん」と二人の演技を見つめます。
「母ちゃん。寝てなきゃダメだ。母ちゃん」アキちゃん鈴鹿さんのアドリブについていきました

引き出しを開けペンキで汚れたタオルを取り出した鈴鹿さん。
「この先辛いことがあってもこれで涙拭きなさい」

「この先辛えことがあったらこいつで涙拭け。そんで思い出せ。寒い朝浜さでて潜った時のこと。あれより辛えことはまずないから」
アキちゃんが東京に旅立つ朝ばっぱから北の海女の手ぬぐいをもらいかけられた言葉を思い出すアキちゃん。
あの時と同じようにすぐに涙を拭こうとします。

「今でねえバカ。東京さ行ってからだ」と鈴鹿さん。
「ごめん母ちゃん」と涙ぐむアキちゃん。

「アキ達者でな」そういってアキちゃんを抱きしめる鈴鹿さん。
何度も何度も背中を叩きます。

「はいカット!」鈴鹿さんについていって見事に演じきりました
「お疲れアキ。よかったよ」と泣きながら笑顔を見せる鈴鹿さん。

「ずりいずりいよ鈴鹿さん」と涙が止まらないアキちゃん

「ごめんごめん。あんたの顔見てたら続けたくなっちゃった」と鼻を啜る鈴鹿さん。
感極まってタオルで顔を拭こうとするアキちゃんを止める鈴鹿さん。

二人の演技を見つめていたミズタクは必死で涙をこらえていました。

しかし画面にはタオルやジャージが映りこんでおりそのままでは使えませんでした
鈴鹿さんに「もう一度撮り直しません?」と聞く太巻。
「もう無理できません」と答える鈴鹿さん。
「私の芝居なんかどうでもいいのよ。彼女のリアクションさえ撮れていれば…ここ!」とモニターをチェックしアキちゃんの最高の表情を見つけ出す鈴鹿さん。
アキちゃんも自分と鈴鹿さんの演技を真剣なまなざしでチェックしていました。

「それじゃあOK!」太巻の声が響き渡りアキちゃんオールアップです
太巻と鈴鹿さんから花束を受け取り笑顔で「ありがとうございます」と答えるアキちゃん

そして見事に主演を務めたアキちゃんから一言!
「最初はみんなに迷惑ばかりかけてしまって…もう監督おっかねえし鈴鹿さんやかましいしめんどくせえしラブシーンやりたくねえしこんな映画誰が見るんだとか」
アキちゃんワールド炸裂の挨拶にミズタクも心配そうに見つめます。

「でもよく考えたらオラ鈴鹿さんに憧れてこの潮騒のメモリーがやりたくてこの世界さ入ったので…だから私を選んでくれた太巻さんはたいしたもんだと思います」と笑顔のアキちゃん
アキちゃんらしさ全開の挨拶に周りからも暖かい笑いが起きました

「一度はポンコツのガラクタ扱いされたオラをオ拾ってくれてどうもありがとう。それから鈴鹿さんはなんだべ…めんどくせえ。めんどくせえとこを直せばもっといい女優になれると思います」と上から目線のアキちゃん

ヒヤヒヤしながら聞いていたミズタク。
「お疲れ様でした!」と言いこれ以上余計なことを言う前にアキちゃんの挨拶を止めたいようです。
そのころ春子がスタジオに到着しふとモニターに目をやるとちょうどアキちゃんが挨拶をしていました。
「最後にひとつだけ。ここさいねえけどオラのママにも。ママにはずいぶんブスブス言われたけどそれを言って許されるのはママだけなのでたいしたもんだと思います」とアキちゃん。

「もうありがとうございました」なんとか締める事が出来たミズタク。
周りから祝福されているアキちゃんを見て誇らしげに笑う春子。
こうして1ヵ月半に及ぶ撮影は無事終了しました。
太巻に挨拶をし不義理を詫びるミズタク。
二人のわだかまりも今回の撮影を通じてなくなったようです
しかし春子と太巻は相変わらずギクシャクしたままでした。
そこへ花束を持ったアキちゃんが登場。「いつ帰ってきた?」と春子に駆け寄ります。
ばっぱが今日からウニ丼を再開するほど元気になっていることを知りじぇじぇじぇっと喜ぶアキちゃん

「でもう帰れるの?」とアキちゃんに尋ねる春子。
「それが鈴鹿さんとお寿司食べにいく約束しちゃって」とアキちゃん。
お寿司と聞いてこれまでの和やかな表情から一気に怒りに満ちた表情に変わる春子
表情の変化を感じ取り「え…ダメ?」と不安そうに聞くアキちゃん。
「…そうかじゃあ行ってらっしゃいな」ととりあえず笑顔でアキちゃんを送り出す春子。
アキちゃん少し違和感を感じながらも笑顔で鈴鹿さんと無頼鮨へ行きました

アキちゃんを見送りミズタクを物陰へ連れ込む春子。
ガネをはずさせるにこやかな表情の春子。
すると表情が一変してミズタクの顎を掴みます

「あんたがついいててどういうことよ!分かってるよね。恋愛禁止っていう条件で予備校のCM受けたの。ねえ水口!
水口」とミズタクをしばき倒す春子。

「でも二人はプラトニックですから。神に誓って。じっちゃんの名にかけて…」と言い訳をしますが火に油をそそいでしまいました
「じっちゃんって誰だよ!」とさらにしばかれメガネを自分で踏んでこわしてしまったミズタク。
無頼鮨で先輩に事の成り行きを話し「というわけで来年までプラトニックで頼むわ」とミズタク。
「ずぶんキスしちゃいましたけど」と余計なことを言ってしまった先輩。
イラッとしながら「聞いてねえよ」と答えるミズタク。
梅さんもイラッとしたのか「よそみすんなよ種」と先輩をいじめます。
「調子乗ってんじゃねえぞ。この野郎種」とぶち切れミズタク

そんな3人はほっておいて座敷で二人打ち上げをするアキちゃんと鈴鹿さん
「今日はオラにおごらしてけろ」とアキちゃん。
「そんなあ。悪いわよ。天野さん」と遠慮する鈴鹿さんですが
「いいから。いいから。大将適当に握ってけろ!」と鈴鹿さんにお世話になった恩返しをするアキちゃん

「天野さんよく逃げ出さなかったわね。ご立派!」とアキちゃんをねぎらう鈴鹿さん。
「だって鈴鹿さん家まで押しかけてくるんだもん。逃げるに逃げられねえべ」と笑顔で答えるアキちゃん。

そうねと言い笑顔で焼酎を飲む鈴鹿さん。
「とにかく必死でした。才能がねえから」アキちゃんは鈴鹿さんに言われた「女優は向いていない」という言葉を引きずっていました。
「あの言葉案外オラの中では重くて鈴鹿さんに認めともらうには鈴鹿さんと共演するしかねえと思ってオーディション受けました。でどうですか?女優として天野アキは」と鈴鹿さん意尋ねるアキちゃん。

「ダメね。やっぱり向いてない」と正直に答える鈴鹿さん。
アキちゃん落ち込んで「そうですか」と返事をします。

「ごめんね。嘘言っても仕方ないから」
「ですよね今日だって結局助けてもらって」とアキちゃん。
「そうね。確かによかったけどでもあれは鈴鹿あきじゃなくて天野アキだったもんね。天野アキがよかったのよ」
鈴鹿さんの言葉にえっと聞き返すアキちゃん。

「今日本で天野アキをやらしたらあんたの右に出る女優はいません。だから…続けなさい。向いてないけど…向いてないけど続けるっていうのも才能よ」とアキちゃんにエールを送る鈴鹿さん。

「母ちゃん」嬉しそうに微笑むアキちゃん

「母ちゃんじゃないわよ。もう終わったんだから」と鈴鹿さん。
「すいません。オラやってよかった」と感激しているアキちゃん。

話を聞いていたミズタクも涙を隠すようにおしぼりで顔を拭いていました。
そこへ先輩が初めて作ったお造りを持って照れくさそうにやってきます。
サービスですとかっけー梅さん!
笑顔で嬉しそうに食べるアキちゃん

月日が流れその年の暮れ主題歌のレコーディングが行われました。
春子が見つめる中レコーディング開始です


個人的にすごく感動した大好きな回です
鈴鹿さんに憧れ潮騒のメモリーのような演技をしたいと思って上京したアキちゃん
紆余曲折があった分アキちゃんの夢が叶った瞬間は最高でした
鈴鹿さんがアキちゃんに送った言葉が能年ちゃんやファンに向けたエールにも聞こえて感動して応援しようという気持ちになりました

今日のアキちゃん

鈴鹿さんのアドリブが引き出したアキちゃん最高の表情です
鈴鹿さんのアドリブとそれについていったアキちゃんの演技を見ると劇中映画で終わらせるのはもったいないと感じました
能年ちゃんと薬師丸さんW主演で潮騒のメモリーを製作して欲しいです